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損賠訴訟:「長女の障害は医師の過失」 静岡赤十字病院を提訴 /静岡

 ◇1億5000万円賠償求め

 長女(7)が仮死状態で生まれ、脳性マヒなどの後遺症が残ったのは、分べんを担当した医師の過失が原因として、浜松市内の会社員(42)と妻(40)が、静岡赤十字病院(静岡市葵区)に約1億5000万円の損害賠償を求める訴訟を地裁浜松支部に起こした。

 訴状によると、妻は00年2月15日、同病院で帝王切開し長女を産んだが、仮死状態で、その後に脳性マヒや知的障害などの後遺症が残った。県立こども病院に転院したところ、分べん時の酸素不足が原因と見られる「低酸素性虚血性脳症」と診断された。

 原告側は「当日朝、胎児の脈拍が遅くなる遅発一過性徐脈を繰り返すようになった。その時点で、仮死状態と診断すべきであり、もっと早く帝王切開をしていれば重度の後遺症は免れた」としている。

 同病院の服部泰男・医療安全推進室長は「こちらとしては誠意を持って措置にあたった。第三者を交えた裁判の場で話し合いたい」と話している。【平林由梨】

毎日新聞 2008年1月24日

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