東京・江戸川区で23日未明、2家族7人乗りの乗用車が街路樹に激突し、3人が死亡した。後部座席には定員オーバーの子供5人が乗車していたほか、飲酒運転の可能性も出ている。 江戸川区篠崎町の路上で23日午前1時ごろ、7人乗りの車が街路樹に激突、大破した。この事故で、車を運転していた西沢晴司さんとみられる男性(35)、中学3年・飯田彩花さん(15)、小学2年・忠敬くん(8)が死亡した。ほかに車に乗っていた3人が重傷、1人が軽傷を負った。
車の定員は5人だが、前に大人2人、後部座席に子供5人の計7人が乗っていた。西沢さん家族は飯田さん家族の隣に住んでいて、この日は近所のレストランで食事をしていた。警視庁によると、店はテーブルに酒を提供したが、運転していた西沢さんが酒を飲んだかどうかは認識していないという。
警視庁の調べに対し、飯田さんの母親は「レストランに行く前に西沢さんの自宅を寄った際、西沢さんはすでに飲酒をしていた。自分も西沢さんと一緒に酒を飲んで、西沢さんが運転する車でレストランに行った」と話している。警視庁は飲酒運転の可能性もあるとみて、詳しい事故原因を調べている。