はまゆう保育所：南和歌山医療センター院内施設、２４時間保育へ準備　／和歌山

　◇子育てしながら働く女性のために
　◇アンケート調査での希望受け、４月から実施へ
　田辺市たきない町、南和歌山医療センターは、敷地内に併設している院内施設「はまゆう保育所」で、４月からの２４時間保育に向けた準備を進めている。
　子育てをしながら働く女性のためのよりよい環境づくりが狙い。きっかけは、昨年の春と秋に同センターはじめ、同市内の紀南病院、田辺中央病院、玉置病院、白浜町の白浜はまゆう病院が実施した２４時間保育態勢の要不要を問うアンケート調査。約１６０人の回答者のうち春は４５人、秋は２７人が望んでいることが分かった。
　同センターによると、２４時間保育を実施した場合、保育士を２人増やして７人とし、毎週、火曜と木曜の午後６時〜翌日午前８時の保育を行う。場所は、同じ敷地内の４階建て職員宿舎１階の１室（３ＤＫ）の一部を手直しして利用する。受け入れ定員は６人とし、夜間だけの入所は認めない。
　同保育所は、医師や看護師の０〜６歳子どもの保育が目的。現在の保育時間は午前８時〜午後６時。同センター以外にも民間総合病院、近くの介護施設職員の子どもも受け入れている。
　白浜はまゆう病院の西浦敏和事務長は「私どもの病院では町内の託児所と契約し、１０人の子どもが利用している。選択肢が増えたことは大変ありがたい」と話している。【吉野茂毅】

１月２２日朝刊