トップ > 長野 > 1月24日の記事一覧 > 記事
【長野】看護師不足を救って! 信大病院がボランティア募集2008年1月24日 信大病院(松本市)は、患者の院内の移動や受付の手伝い、散歩の付き添いなどをする「病院ボランティア活動員」を募集している。現在、学生から七十代までの約五十人が活動中だが、さらに人数を増やし、体制を充実させる。本格的なボランティアコーディネーターの設置も検討しており、看護師不足が叫ばれる中、市民の力で病院の質向上を目指す。 ボランティアは各地の大規模病院で導入されており、信大病院でも一九九五年から始めた。活動内容は、外来受付の手伝いや病棟から検査室までの移動、洗濯、子どもの遊び相手など。看護師やほかの活動員とPHSで連絡を取りながら、広い病院中を駆け回っている。 病棟担当の合戸信子さん(65)=同市横田=は週に二回活動中。車いすの患者を検査室やリハビリ室まで迎えにいき「お疲れさまです」と笑顔で声をかける。車いすの女性(72)は「とても親切で助かります」。別の入院中の男性(86)は合戸さんの姿を見つけるなり「合戸の姉ちゃん」と親しみを込めて呼ぶ。合戸さんは「ボランティアをしていると優しい気持ちになります。自分のためにやってるんですよ」と話す。 活動時間は週に一回程度三時間以上が目安。外来は月曜日から金曜日、病棟は毎日だが、日時、時間は応相談。問い合わせ、申し込みは同病院医事課ボランティア担当=電0263(37)3098=へ。 (中津芳子)
|
|