古市市長は会見で依然としてこれ以上の税金投入はしないとしたうえで、「倉敷チボリ公園は駅周辺の顔であり果たす役割は極めて重要」と話しました。また、今後も行政としてイベントを開催するなど側面的な支援はしていくとし、「存続にむけ協力は惜しまない」と述べました。また、21日の取締役会で示された3つの案のうち、入園料2000円での入園者数100万人を軸とした自主運営案の可能性について、「知恵を出せば可能だ。それに向けてがんばらなくては」と述べました。古市市長は地主であるクラボウの意向をできるだけ早く確認する必要があると話しました。
これは2011年に地上波が完全にデジタル放送に移り変わることを見据え、地上デジタル放送に関する消費者からの相談対応を岡山県電器商業組合に所属する220店舗がスムーズに行おうというものです。デジタル110番は、利用者が専用のナビダイヤルにかけると最寄の店舗の店員が訪問して、地上デジタル放送の受信に関わる工事や設定などの問題を有料で解決するというものです。今後、2011年までにテレビやDVDレコーダー等を買い換える人が増え、機器の取り付けや使用方法に戸惑う人も多くなることが予想されます。岡山県電器商業組合では、このデジタル110番をスタートさせることで、加盟店を気軽に相談できる身近な店としてアピールし、消費者のニーズに応えたいとしています。組合では、今後、加盟店を対象に講習会などを開きメーカーを超えた技術の共有も図りサービスの向上につなげたいとしています。
インターネット安全教室は6年生56人とその保護者を対象に実施されました。全国的にインターネット上でいじめなどの問題が起きている現状を受けて中学校に入学する前に危険性やマナーなどを学んでもらおうと小学校の呼びかけで玉野警察署が開催しました。玉野署生活安全課の少年補導員・石田幸恵さんは「インターネット上には嘘の情報もたくさんあり、それを見極めることが大切」と話し、インターネット上に安易に住所や名前などを書かないよう指導しました。また、掲示板やブログに友達の悪口を書かないなど、使用するときのマナーも教えていました。携帯電話やインターネットは便利な存在ですが、その反面、子どもが有害な情報にアクセスしたり、犯罪やトラブルに巻き込まれる問題を引き起こしています。警視庁によると携帯電話の保有率は小学生で3人に1人、中学生になると3人に2人と倍増します。玉原小学校でも5・6年生108人のうち、33人が保有していました。子どものうち約半数は携帯電話からインターネットにアクセスしており、玉野署の石田さんは親は買い与えるだけでなく、家庭のルールを作るなど、子どもとしっかり関わりを持つ必要があると話していました。携帯電話には有害情報へのアクセスを防ぐフィルタリングという機能があります。KCTネットでも無料でこのフィルタリングのサービスを実施しています。詳しくはKCTまでお問い合わせください。
緊急対策事業は主に中小企業・農家・障害者福祉作業所を対象としています。相談窓口を設置して相談に応じるほか、冬場の生育が重要な船穂町のマスカット生産農家に省エネ型の新たな設備を購入するための費用2分の1を補助します。また、市内25箇所の障害者福祉作業所に灯油購入費用として価格が上昇した分の相当額を助成します。これら農業、福祉分野で新たに予算を必要とする3つの事業・278万2千円は2月市議会で補正予算として計上されます。原油高騰対策事業の総額はこれで当初予算に計上されている200万円とあわせて478万7千円となります。このほか市の取り組みとして、「昼休み・時間外の節電」、「近距離での公用車使用抑制」、「コピー用紙使用量の削減」の3つの取り組みを実施することを決めました。今回の事業は21日の対策会議で決まったものですが、このように対策会議を設置しているのは岡山県内では倉敷市だけだということです。
総社市の備中国分寺で行われた消防訓練では、総社市消防本部の職員などおよそ40人が参加しました。文化財防火デーは、1949年1月26日に発生した法隆寺金堂の火災をきっかけに消防庁が制定したもので、これを契機に貴重な文化遺産を火災から防ごうと全国的に運動が展開されています。訓練は、たばこの火の不始末が原因で五重塔付近の山林から出火したという想定で始まりました。火災を発見した観光案内所の職員が消防へ通報するとともに、五重塔そばに設置されている放水銃や消火器を使って初期消火活動を行いました。その後、はしご車など消防車両5台が駆けつけ、放水作業にあたりました。総社市消防本部の塚本 和男消防長は、「市民の財産、生命を守るためにも防火意識の高揚につとめましょう」と講評しました。
児島消防署は22日から管内9ヶ所の文化財の査察を始めました。このうち国の重要文化財に指定されている児島味野の野崎家旧宅では署員など6人が防火設備のチェックにあたりました。消防署員たちは、施設内の火災報知器などが正確に作動するか入念に調べていました。また、火気の使用場所の確認や消火器の取扱いについて、防火管理者に説明し、「施設内の消火栓などは、使用しないと錆付く恐れがあるため、最低でも年に1回は確認するように」と呼びかけていました。児島消防署では25日までに残りの文化財施設でも防火査察を行うことにしています。
10回目の節目を迎えた卒業制作展には、絵画や工芸など、学生たちが集大成として望んだ作品が並んでいます。今年から2004年に新設された映像デザイン学科の作品が加わり、過去最多の157作品が展示されています。開催初日の今日は、優秀作品の発表が行われました。今年の加計勉大賞に選ばれたのは、美術学科日本画コースの長原勲さんの作品「地ヲ這ウカタチ」です。地面をつかむように生える1本1本の植物までを描いた緻密な作風が評価されました。また、会場では、脚本から演出まで全てを学生たちが手掛けた映画やアニメーションをはじめ、幅広い芸術表現を目にすることが出来るほか、各自の表現を追及した彫刻や染織など、こだわりの作品も見ることが出来ます。倉敷芸術科学大学芸術学部の卒業制作展は、27日(日)まで、倉敷市立美術館で開催されています。
「新春を彩る和菓子づくり」と名づけられたこの講座には、家庭であまり作ることのない和菓子作りを学びたいと、総社市内の女性20人が参加しました。参加者が挑戦したのは、「わらび餅」と「うぐいす餅」の2種類。「わらび餅」は、まずわらび粉と砂糖を1対3の割合で混ぜ合わせたものに6倍の水を加え、火にかけて透明になるまで練りあげてつくります。「うぐいす餅」は、もち粉、砂糖、水を1対2対1の割合で練ったものを蒸し、あんを包んでつくります。参加者たちは、プロの和菓子職人の指導を受けながら、和菓子づくりのコツを学んでいました。参加者は、出来上がったわらび餅とうぐいす餅を抹茶と合わせて味わいました。