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【社会】

内科医師6人全員が辞意 北海道の北見赤十字病院

2008年1月23日 21時21分

 北海道北見市の北見赤十字病院(小沢達吉院長、680床)で、内科の医師6人全員が退職する意向を示し、内科の入院患者約80人の転院を進めるよう病院側に求めていることが23日、分かった。

 同病院は北見市を含むオホーツク沿岸地域で唯一高度な医療を提供できる地域医療支援病院。病院側は日本赤十字社本社や北海道大医学部に医師派遣を要請しているが、地域医療に大きな支障が生じる可能性もある。

 同院によると内科医師側は今月中旬、病院側に文書を提出し、退職を前提に、内科の新規入院を今月末で終え、入院中の患者には転院のため他の医療機関を紹介するよう求めた。退職の時期は明確にしていないという。

 内科にはこれまで北大医学部の医局が医師を派遣。今春1人が北大に戻ることになったが、補充が行われないため、残る医師からは「負担が重くなる」と不満が出ていたという。

(共同)
 

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