19日、ぽっかり空いたので、ライブ前日だが、茶飲みゲリラ、
攻撃対象は、「等々力渓谷」。
ここも昔行った事があるが、大した事ない記憶しかない。
実際、大したことなかった。
ま、木陰の小道って事で、
悪くもないのだが。すぐ終わっちゃうしなあ。
「渓谷」、と言えば、「渓流」と来て欲しいものだが、
水がねえ・・・。よどんでて、イマイチ興をそぐ。
むしろ等々力不動尊や、それにまつわる、
ちっちゃな祠とかが面白く、そういうのを見て散策するという方が良いか。
ま、こんな修行用の滝があったり、
ま、歩道は、こんな感じ。悪かぁーない。悪かぁーないのである。
地図を見ると、またしても多摩川がすぐだったので、
またしても、河原に出て、土手で、茶飲み攻撃。
歩いたので、腹へって、カロリーメイト付き。
ま、カロリーメイトは、釣りのお供でもあり、小腹が減った時には重宝。
お茶は、コーヒー。
このあと、二子玉川までかなり歩き、またしてもジイサン連中のオイカワ釣りを見学。
けっこうポイポイ釣っている。餌は練り餌のようである。
「寄せて釣る」釣りの一種だな・・・。
川の中には、なるほどオイカワらしい魚が群れていた。
いやー、よく歩いたなあ。
途中、カラスが川の中の石を突付いて転がしては、なんか食っている。
川虫でも食ってるのかな。いろいろ食ってんだな。
ゴイサギも居た。多摩川けっこう鳥は多いのである。
20日は、新宿レッドクロスで、「ミンガス」のライブ。
実は、昨年までやっていたクリックでのスタートテンポの確認や、
スネアのミュートなどをやめてみた。
スネアは、ビル・ブラッフォード系の倍音いっぱい系だが、
女性ボーカルの下に定位するぐらいのレンジ。
ま、この点は重要なので、ピッチで合わせた。
ちなみに、打面がC#で、ボトムがG#。打面に対し、ボトムが5度上。
スナッピはきつめ。
浅くリムショットするとポワーンという盛大な倍音も出るし、
ゴーストノートもプレスロールも歯切れ良く出る。
去年いっぱいは、どちらかというとスティーブ・ガッド的な発想だったのを
ビル・ブラ方向に転換と。ま、ちょいとハデに行ってみようかと。
トリが、「ネオングループ」というバンドで、ここのタイコは、梶原君といって、
以前は、「ロケットK」で、ずっと叩いていた。
ものすごい力んで、物凄くハシるヒトだが、梶原君のタイコは、僕は好きである。
これほど骨惜しみしないでフルパワーで叩き続けるのは、並大抵ではない。
実際、乗ってきた後半では、久しぶりに「おー!」という瞬間が一杯あった。
ま、普段は、タムの叩き方について
「力まず、スティックをヘッドに押し付けずに上手く弾けば鳴る。」
ってな風に教えているが、梶原君には、言わないな。
ルースターズの池畑君に奏法で説教するやつは、まあ居ない。
それと同じである。
上手くも無く、面白くもなんとも無いドラマーばかり増える中で、
こういう存在感を持ったドラマーは稀有である。
本人は、ビル・ブラッフォードが好きらしいのだが・・・。
んで、ミンガスはというと、楽しかったなあ。
久しぶりに音楽の「インサイド」で演奏している気がした。
久しぶりに「ヤバイ」感じ。整合とヤバさがキワキワな感じ。
音楽って、どこかで「怖く」ないと面白くない。
仕事としての整合性と、再現性と、「怖さ」のバランス。
実は、エンタメって、そこではないか。
客は別に「ちゃんとしたもの」を観たい訳ではない。「ただのバカ」も。
「普通」は、もっともタチが悪い。
そういえば、どんとがよく「あのバンドどうだった?」
と、訊かれて「普通。」と答えていた。
もちろんウンザリした顔で。