2008年01月23日 更新

東北初のドクターヘリを導入 福島県立医大付属病院

福島県立医大付属病院(福島市)は22日、東北地方で初となるドクターヘリコプターを28日から導入するのを前に、医療機器を搭載したヘリの内部や、合わせてオープンする同病院の救命救急センターを公開した。

22日午前、同病院のヘリポートに真新しいヘリがお目見え。機内の自動体外式除細動器(AED)や心電図モニターなど機器について説明した田勢長一郎・救急科部長は「ようやく念願がかなった。年間1億数千万円の経費が掛かっても、多くの命が救えるなら安いもの」と話した。

医師が乗り込むドクターヘリは、現場到着と同時に治療を始められるのが最大の利点。消防本部からの要請で出動し、機内で応急処置をしながら県内8カ所の医療機関に搬送する。