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反捕鯨団体の2人に法的措置を、外相が豪貿易相に要請

  • 2008年01月23日 11:40 発信地:東京
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南極海で日本の調査捕鯨を妨害する米国の環境保護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd)」の船「スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)」号のポール・ワトソン(Paul Watson)船長(2008年1月14日撮影)。(c)AFP/SEA SHEPHERD CONSERVATION SOCIETY

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【1月23日 AFP】高村正彦(Masahiko Komura)外相は22日、都内でオーストラリアのサイモン・クリーン(Simon Crean)貿易相と会談し、南極海で日本の調査捕鯨船に乗り込んで身柄を拘束された反捕鯨運動を行っている米環境保護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」のメンバー2人に対し法的措置をとるよう要請した。

 シー・シェパードのメンバー、オーストラリア人のベンジャミン・ポッツ(Benjamin Potts)さんと英国人のジャイルズ・レーン(Giles Lane)さんの2人は15日、捕鯨を中止するよう求める書面を日本側に手渡すため第2勇新丸(Yushin Maru No 2)に乗り込み、2日間身柄を拘束された。

 2人が解放され、オーストラリア政府が派遣した税関の巡視船に引き渡された1時間後には、シー・シェパード側は「悪臭弾」を第2勇新丸に投げ込んで攻撃を再開した。

 高村外相はクリーン貿易相に対し、シー・シェパードの行為は危険だと非難し、「同様の事件の再発」を防止するため協力を要請した。外務省が声明で明らかにした。

 また、同団体の船舶がオーストラリアに寄港した場合、国内法に基づき「適切な措置」を取るよう求めた。

 一方、オーストラリア政府は長期にわたり、同国で「クジラの保護区(Australian Whale Sanctuary)」と定められている海域での捕鯨に反対してきたが、具体的な介入措置は行っていない。(c)AFP

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