2008年1月23日 13時11分更新
どちらも豊後大野市にある県立三重病院と公立おがた総合病院の統合問題で、23日豊後大野市議会の全員協議会が開かれ、統合を提案している県が「統合によりお互いの長所を生かして医療体制の充実を図ることができる」と狙いを説明しました。
この問題は、今月11日、どちらも豊後大野市にある県立三重病院と公立おがた総合病院について、「医師不足に対処するため」として、県がおがた総合病院を運営する豊後大野市に統合を提案したものです。
23日開かれた豊後大野市議会の全員協議会で、県の阿南仁福祉保健部長が統合を提案した理由を説明しました。
この中で、阿南部長は、「深刻な医師不足の問題をこのまま放置すると両病院とも困難をきたすおそれがある。外科系に強い公立おがた総合病院と内科系に強い県立三重病院を統合し、お互いの長所を生かせば医療提供体制の強化を図れる」と理解を求めました。
これに対し、議員からは統合により病院が1つなくなるため、距離が離れている地区の人には通院が不便になるとして両病院の存続を求める声が相次いでいました。