池でおぼれた男児 回復し退院
愛知県田原市の自営業、玉越立佳さん(41)の長男の光ちゃん(3)は今月2日、愛知県設楽町で誤ってため池に転落して意識不明の重体になり、医師が同乗したヘリコプターで静岡市にある「県立こども病院」に運ばれました。光ちゃんは、運ばれたときに体温が28度まで下がっていました。病院で体温を下げたままで治療を行う「脳低温療法」を受けた結果、4日後に意識を取り戻し、その後、後遺症もなく回復して、事故から20日たった今月22日、元気に退院しました。病院側によりますと、低い体温で脳の機能が守られたことや、ヘリコプターで現場近くから専門の治療ができる病院まで26分間で速やかに運ばれたことで、早期の回復につながったということです。病院で、光ちゃんは、父親の立佳さんや主治医とともに会見し、立佳さんは「池から助け出したときには真っ白な顔をしていて、元の元気な状態に戻れるとは夢にも思わなかった。笑顔を見られてとてもうれしい」と話していました。 |
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