乳児殺された母、路上で死亡 歩道橋に靴や傘 大阪2008年01月23日11時57分 23日午前3時半ごろ、大阪市東成区東中本2丁目の路上で、女性が倒れているのを車で通りがかった男性が見つけ、110番通報した。女性は病院に搬送されたが、1時間後に死亡が確認された。女性は大阪府守口市の民家で殺害された生後約2週間の山中禮弥(れいや)ちゃんの母親の山中いづみさん(22)で、近くの歩道橋に所持品が残されていた。橋から転落した後に車にはねられた可能性があり、府警は飛び降り自殺とひき逃げ事件の両面で調べている。 調べでは、歩道橋の上には、女性用のジャンパーと靴と傘が置いてあった。山中さんの家族の電話番号が書かれたメモもあったという。山中さんが倒れていた場所は歩道橋の下から南へ約45メートル離れており、転落の後、車にはねられた可能性がある。 山中さんは禮弥ちゃんの殺害事件後、大阪市東成区の親類の家に身を寄せていた。禮弥ちゃんの葬儀などが終わり、府警が事件当時の状況を聴き始めていた。23日午前2時ごろ、山中さんの母がこの親類の家で見かけたのが生存が確認されたのが最後だったという。 禮弥ちゃんが殺害されたのは16日。同府守口市滝井西町2丁目の自宅で、山中さんの母(48)が午後11時20分ごろに仕事から帰宅したところ、山中さんが粘着テープで冷蔵庫に縛り付けられ、禮弥ちゃんの口元にテープが張られているのを見つけた。禮弥ちゃんは心肺停止の状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。 府警の調べに対し、山中さんは同日午後6時45分ごろ、黒の上下にマスク姿の男が押し入り、禮弥ちゃんの口などに粘着テープを張ったうえ、山中さんをテープで緊縛したと説明。室内では机などの引き出しが開けられていたほか、出産祝いの祝儀袋が複数床に散乱し、中に入っていたとされる現金計数万円がなくなっていたとされる。 PR情報この記事の関連情報社会
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