「捕鯨問題の波及、避けるべきだ」 豪貿易相2008年01月23日09時08分 オーストラリアのクリーン貿易相は22日、都内で朝日新聞記者と会見し、日豪間で対立している捕鯨問題について、「この問題を他の分野に波及させるべきでない」と述べ、二国間関係全体に影響を及ぼさないよう配慮する姿勢を表明した。 去年12月に発足した労働党政権で、閣僚の来日はこれが初めて。同党は、ハワード前政権(保守連合)の捕鯨問題への反対姿勢が弱すぎると批判した経緯があり、緑の党や環境団体などから日本に強硬姿勢を取るよう突き上げを受けている。クリーン貿易相は、「豪国民も、捕鯨を他の問題と絡めるべきでないという意見だと思う」と述べ、強硬意見とは一線を画する立場を示した。 同貿易相はまた、日本との経済連携協定(EPA)締結交渉について、「おおむねうまく進んでいる」とした上で、「農業について日本が直面する困難は理解するが、農業で動きがなければ進展は望めない」として、農業分野で日本が柔軟姿勢を取ることへの期待を表明した。 PR情報国際
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