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... 経営方針また先送り　クラボウに意向確認へ　役員間に「不協和音」も　チボリ取締役会

01/22-14:11--経営方針また先送り　クラボウに意向確認へ　役員間に「不協和音」も　チボリ取締役会

　倉敷チボリ公園（倉敷市寿町）を運営するチボリ・ジャパン（ＴＪ社、坂口正行社長）の取締役会が２１日、岡山市内で開かれ、公的支援打ち切り後の事業運営について３案が示された。しかし、地主のクラボウ（大阪市中央区）に意向確認を求める意見が続出。今後の経営方針に関する結論はまたも先送りされ、役員間の�猊垓�和音�瓩睇發�彫りになってきた。 　取締役会は非公開で開かれ、終了後、坂口社長と石井正弘知事（ＴＪ社会長）が記者会見した。 　坂口社長が示した今後の枠組みは�。圍兵劼砲茲觴�主運営��他の民間事業者の自主運営��クラボウに用地を返還し倉敷のまちづくりに合った開発を要請―の３案。 　このうち議論に大半の時間を費やしたのは�＾董Ｆ�園料２千円で１００万人の来場を達成すれば、地代を全額負担し、ある程度の投資をしても２億円弱の黒字が可能という。この場合、ＴＪ社の完全民営化が前提で中核企業の選定、集客施設の誘致が必要となる。 　施設誘致について、坂口社長は「今のままでは１００万人は難しい。例えばブランド品のアウトレット的なものを持ってきて、そこ目当てに客が来て公園も利用するというやり方」と説明。 　今年度末で１４４億円に達する見込みの累積損失の処理、資金調達も課題となるが、具体的な方法は示されなかった。 　��案では、クラボウから借地したまま、他の民間事業者が、公園と商業施設の組み合わせで運営。この場合、主体となる民間事業者の選定、民間へ譲渡する公園施設の選択が課題となる。 　坂口社長は、従来から公園部分だけをＴＪ社が運営する形を提案し、同社と社員の扱いが課題となっていたが、��案では存続や清算など具体的な姿は見えなかった。 　�０討任蓮▲�ラボウに用地を返還し、園内施設をできるだけ生かした開発を同社へ要請。石井知事が１２月定例県議会で提案したが、取締役会ではほとんど議論にならなかったという。 　また�´�案双方の前提として、借地権をめぐる議論が噴出。石井知事も、チボリ公園事業という条件で契約した経緯などを踏まえると「直接民間との契約になると、ハードルが高いのでは」と主張したという。 　最終的に同日の取締役会では、できるだけ早い段階で県とＴＪ社でクラボウを訪問し、借地権について意向を確認することが承認された。 　坂口社長は「�＾討�実現できれば一番望ましいが、ハードルが高い。借地権を考えると、クラボウの意向で落ち着くところが決まる」と強調。名称については「新しい名前が、私の考えている姿」と述べた。２月１０日前後に取締役会を開き、３月には具体的な姿を示したいという。 　一方、石井知事は「借地料に毎月税金が投入されており、２月定例県議会も始まる。クラボウとの意向確認を踏まえ、次回取締役会に方向性を打ち出してもらいたい」と述べた。 　また、古市健三倉敷市長（ＴＪ社取締役）は「ＴＪ社が自由な経営体制で知恵を出し合って事業に取り組めば、採算性も向上できると考え、従来から完全民営化すべきと申し上げている。今後、クラボウがどのような意向を示されるか注視していきたい」とコメントを発表。 　秋山正同市議会議長（同）は「完全民営化となると、累積赤字の処理、資金調達、中核企業選定、借地契約の在り方などハードルは高い。公園存続とＴＪ社存続とは別であることを前提としない限り、結論はいつまでたっても出ない」と批判的だ。

年間入園券が半額に倉敷チボリ公園www.okanichi.co.jp/okadtivoli.html