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【社会】

検査ミスで長男障害と提訴 医師の富家さん、母校に

2008年1月22日 17時42分

 東京慈恵会医大病院で必要のない危険な血管検査を受けた長男(23)の右半身にまひの障害が残ったとして、同医大出身の医師でジャーナリストの富家孝さん(60)らが22日、病院を経営する慈恵大に対し、計約1億3500万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。

 訴状によると、長男は2006年5月、手足のしびれを訴え入院。カテーテルを挿入し、脳の血管を撮影する脳血管造影検査をしたところ、急性脳梗塞を発症。手や足がまひし、うまく話せないなどの障害が残った。

 原告側は、既に別の検査で、血管炎による多発性脳梗塞の可能性が高いと診断されていたにもかかわらず、症状悪化の危険がある検査をしたと主張。けいれんが起きた時点で検査を中止すべきだったのに、続行したと訴えている。

(共同)
 

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