「単独州」目指し議論へ/沖縄道州制懇
道州制の在り方や課題を検討する沖縄道州制懇話会(座長・仲地博琉大教授)の第四回会合が二十一日、那覇市内で開かれ、「単独州」を目指し、沖縄型道州制の形を具体的に検討する基本方針を了承した。同会として、「単独州」を前提に議論していく方針を決めたのは初めて。今後は、単独州としてやっていくための財政的な課題や権限、制度について議論を深める。
会合では、各委員から「早めに(単独州でやるかの)意思を示して議論を進めるべきではないか」との意見が相次いだ。また、「単独州の場合、財政基盤の論理的な裏付けが必要だ」など、財政的自立に向けた研究の必要性を指摘する意見も出た。
同会は民間主導で設立した初めての懇話会。昨年八月に発足した。経済界や学識者、議員など幅広い分野のメンバーで構成している。