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 はてな民たちはパターナリズム,家父長的温情主義の塊だった

小学校2年生の作文に泣かせられたよ。

このブクマコメント数は、700を超えている。はてなスターも150を超えている。

はてなブックマーク - 小学校2年生の作文に泣かせられたよ。 - Something Orange

ブクマコメントの8割以上は、感動した!とか何とか。

子供の文章だから感動したのか?小学校2年生の女の子の作文だから感動したのか?それはパターナリズム視線ではないだろうか。

今この女の子はどうなっているんだろう?というような書き込みもある。このまま真っ直ぐに素直な女の子になっていて欲しいということだろう。これはパターナリズムそのまんまではないのか。

子供は大人とは違う世界に生きているとか、子供には素晴らしい感性があるとか。それは「子供はこうあるべき」という願望のあらわれだ。その願望が強くなると強制になる。

子供と大人という区分を明確にし、子供目線と大人目線は絶対に違うと言い、子供の視線は素直さで満ち溢れているというのは、何なのか。

そのような子供という概念は、近代に作られた近代思想だ。その「子供」にすがりついているはてな民たち。

普段はパターナリズム批判をしているはてな民の本音が出たな(笑)

はてな村のはてブコメントを見ていると、平和原理主義に走りそうで気持ち悪い者たちばかり。作られた概念の子供の近代思想にどっぷり浸かったはてな民たち。

はてな民たちは、パターナリズムを批判したいのか、したくないのか、どっちなのかよく分からない。

はてな民たちは、自分が都合のいい時にはパターナリズムを批判し、都合が悪くなるとパターナリズム批判を抑え込む。

これだけはてブが付いているのだから、「はてな民」という言い方をするなとは言えない。そのコメントの8割くらいが感動したとか言ってるのだから。

はてなでは、産経への批判が根強い。産経批判原理主義?とでもいうようなものもある。そのために、はてなは「はてなサヨクの集まり」などと言われることもある。

はてな民たちが右翼的なことを批判する際には、どのような批判をしようとも、その根底には「それはパターナリズムではないのか」という訴えがある。

産経新聞は家父長的温情主義な記事も書くところで、それが産経新聞の売りでもある。産経にそんなことは書くなと言うのは、産経ではなくなれということだ。産経新聞は自らの路線で主張しているにすぎない。産経新聞のパターナリズム的な記事は批判はされても、それだけ産経新聞が主張を曲げない信念があるということでもある。

はてなムラのはてな民たちのパターナリズム批判はどうか。「小学校2年生の作文に泣かせられたよ」の記事は2008-01-05(土)に公開だが、それから数日で、どんどんはてブが増加していった。感動の嵐のコメントだらけだ。

はてな民たちは普段はパターナリズム批判をしながら、パターナリズムに陥っている。産経新聞のパターナリズムより問題がある。産経新聞よりも揺れに揺れるのがはてな民であることが明らかになり、パターナリズムを批判しながらも、パターナリズム推進派になるということだ。

子供は大人からの一方的なまなざしで規定されるものなのか。大人からの家父長的なまなざしによって「子供は素直なものだ」「この年の子供はこういうものだ」「子供は大人とは違う感性がある」などと、子供を一律に決め付けることが、パターナリズムという押し付けではないとどうやって言えるのか。

はてな民たちは、自らの信念が全くなく、単に産経系の記事などが気に入らないから批判をしていただけということが分かる。

はてなサヨクとは、特に信念もなく、気に入らないものに対してはパターナリズム批判はするが、自らがパターナリズムと規定したい時には、パターナリズムを頑なに持ち、それを崩さない者たちのことだ。

はてな民のパターナリズム批判は、単に気取った飾りものであった。


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2008/01/12|はてな民とパターナリズムTB:0CM:2
 コメント

Hさん。
あの感想文は、まわりの大人が指示していたこともあるのでしょうね。あの感想文で感動した!とか言ってる大人たちがかなりいて、正直、少し電波じゃないのかと思ったところもありますね。
運営者 #-|2008/01/14(月) 15:32 [ 編集 ]

いきなり「本当のじぶん」とか始まってる所が、どうにも自分探し系電波の入った大人が書いた作文のように思えてならない。
H #TQJJvfrU|2008/01/14(月) 11:43 [ 編集 ]
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