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中国銀行、サブプライム関連で巨額損失か 香港紙が報道

2008年01月21日22時32分

 香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストは21日、中国大手国有銀行の中国銀行が、米国の低所得者向け(サブプライム)住宅ローン関連の投資で、07年第4四半期に巨額の評価損を計上する見通しだと報じた。具体的な損失額には触れていないが、大幅な減益や赤字に転落する可能性がある、としている。

 同紙によると、中国銀行は07年12月期決算を4月に発表する際に、この評価損も公表する予定という。同行は、サブプライム関連証券の保有高を、昨年9月末時点で79.5億ドル(約8500億円)と公表している。

 この報道などを受け、21日の上海株式市場はサブプライム問題への警戒感が広がり、銀行株などを中心に大きく値を下げた。上海総合株価指数の終値は4914.44と、前週末と比べ5.14%下げ、約1カ月ぶりに5000を割り込んだ。

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