県が4月に産婦人科を新設する方針が明らかになった県立新居浜病院(新居浜市本郷3丁目)で、2007年10月から休診している整形外科についても、4月に診療を再開する方向で県が調整を進めていることが21日、関係者の話で分かった。
関係者によると、県は同病院の整形外科に2人程度の医師を配置する方向で愛媛大医学部と調整している。常勤医不在で休診中の麻酔科にも2―3人の医師を置き、東予全域の3次救急医療を担う東予救命救急センターとして機能回復を図る。小児科では現在の1人を3人程度に増員し、周産期医療を実施する。2人程度が配置される産婦人科は、08年度内に必要な設備が整うまでは外来限定とする予定。
加戸守行知事は同日、愛媛新聞社の取材に対し、愛媛大医学部との協議について「(医師を)派遣してもらえる方向で作業が進んでいる」ことを明らかにした。