2008年 1月 21日
岡山市で8年ぶりに2センチの積雪
瀬戸内地方は北から強い寒気が流れ込み、20日夜から21日朝にかけて広い範囲で雪に見舞われました。岡山市でも2センチの積雪を観測しました。瀬戸内地方では前線を伴う低気圧が九州南部から近づき北からも強い寒気が流れ込んだため広い範囲で雪となりました。岡山市では2センチの積雪を観測しました。気象台によりますと岡山市で2センチの積雪を観測したのは8年ぶりということです。倉敷市の倉敷美観地区でもうっすらと雪化粧しました。普段とは違った趣のある美観地区を撮影しようと朝早くから観光客が訪れカメラに収めていました。倉敷川沿いの道では観光客が足を滑らさないようにと観光案内所の職員らが除雪作業におわれました。この雪の影響で、交通機関にも乱れが出ました。20日夜から21日朝にかけてJR赤穂線、瀬戸大橋線、伯備線でポイントが切り替わらなくなるなどのトラブルがあり最大5時間の遅れが発生しました。JRによりますとこれまでに在来線の利用客約1万3千人に影響が出ましたが、現在は平常ダイヤに戻っています。空の便では岡山空港から東京に向かう全日空と日本航空の初便が滑走路の除雪作業の影響で1時間10分の遅れが出るなど、岡山空港で6便に遅れが出ました。高速道路では瀬戸中央自動車道の早島インターチェンジと児島インターチェンジの間で、20日午後5時半から18時間半にわたって通行止めになるなどしましたが、現在は通行止めは全て解除されています。

岡山県北でもまとまった雪
岡山県北、津山市の中心部でもこの冬初めての積雪を観測しました。津山市の積雪量は、5センチとなっています。また山間部ではまとまった雪となり真庭市蒜山上長田ではこの冬一番となる45センチの積雪を記録しました。気象台によりますと、雪を降らせた低気圧は東へ抜けたため、岡山・香川で21日夜から22日の日中にかけて雪が降る可能性は低いものの、22日の夜には別の低気圧が接近し、再び雪になる可能性があるということです。

雪の影響か・・自転車で転倒の高校生重体
雪の影響と思われる事故が岡山県内で相次ぎました。21日午前9時半ごろ、岡山市東畦の市道脇のレンコン畑に、高校生が倒れていると通行人から警察に通報がありました。倒れていたのは、岡山市の県立高校に通う17歳の男子高校生で、低体温症のため、意識不明の重体となっています。警察によりますと、当時、市道は、シャーベット状の雪に覆われており、高校生が自転車を運転中、滑って転倒したものとみられています。高校生は、発見されるまで、水深40センチほどのレンコン畑に、約1時間倒れていたものとみられます。警察によりますと雪の影響で20日夜から21日朝までに、岡山・香川で153件のスリップ事故があったということです。

チボリ公園、今後の運営について結論先送り
存続か閉園かで揺れる倉敷チボリ公園問題です。21日、公園を運営するチボリ・ジャパン社の取締役会が開かれ、今後の事業運営について3つの案が出されましたが具体的な議論には至らず結論は先送りとなりました。取締役会では県からの公的支援が打ち切られることを前提に今後の事業運営について会社側から@チボリ・ジャパン社が自主運営するケースA他の民間事業者が自主運営するケースB地主であるクラボウに用地を返還するケースの3つの案が提示されました。21日はこのうちチボリ・ジャパン社が自主運営するケースを中心に話し合われたと言うことです。入園料2千円、入園者100万人の想定で土地代を全額負担し、ある程度の投資をしながら事業を継続するとの会社側の説明に対して社外の取締役からは「やっていく自信はあるのか?」「事業を精算するのはまだ早い、公園を続けることを検討する必要がある」などの意見が出されたということです。ただどのケースを想定した場合でもクラボウとの協議なしでは前進しないということで、チボリ・ジャパン社では運営案を示した上でクラボウの意向を聞きたいと提案し、結論は先送りとなりました。県とチボリ・ジャパン社ではなるべく早い段階でクラボウを訪れ、意向を確認した上で来月10日前後に再び取締役会を開きたいとしています。6月に株主総会を控えているチボリ・ジャパン社では3月の取締役会までに最終的な結論を出す必要があり残された時間はあとわずかです。

娘に暴行、母親を傷害容疑で逮捕
自宅で4歳の子供の腹をけり、全治10日のケガを負わせたとして、22歳の母親が傷害の疑いで逮捕されました。逮捕されたのは、倉敷市新田の無職山崎夏樹容疑者(22)です。警察によりますと、山崎容疑者は去年4月、当時住んでいた岡山市青江のワンルームマンションで、当時4歳の長女の腹を蹴り、全治10日のケガを負わせた疑いです。去年5月、長女が預けられていた岡山中央児童相談所から警察に虐待容疑の通報があり、警察が捜査したところ、医師の診断結果などから山崎容疑者が故意に蹴った疑いが強まり21日、逮捕しました。調べに対し、山崎容疑者は、「子供が部屋を散らかしたことに腹が立ち、蹴った」と容疑を認めているということです。

香川県警の警察署長会議
香川県警の警察署長会議が21日開かれ、山田尚義本部長が今年、重点的に取り組む目標を示しました。具体的には重要犯罪の検挙の徹底、交通死亡事故の抑止、子供の安全確保など5つで県民が安心と安全を体感できるよう、パトロールや職務質問を強化し治安の再生を目指すとしています。また、警察が許可した銃による犯罪が全国で相次いでいることから今年初めて銃の取り締まりに関する対策も盛り込まれました。

税金着服の玉野市元職員、起訴事実認める
税金約320万円を着服したとして業務上横領などの罪に問われている玉野市の元職員に対する初公判が21日、岡山地方裁判所で開かれ、被告は起訴事実を全面的に認めました。業務上横領などの罪に問われているのは、玉野市の元税務課主任、大野徹二被告(37)です。起訴状によりますと大野被告は、2005年10月から去年3月まで15回にわたって、市民から徴収した税金、約320万円を着服したものです。岡山地裁で開かれた初公判で、大野被告は、「間違いありません」と、起訴事実を全面的に認めました。検察側は冒頭陳述で、大野被告は、ギャンブルで遊ぶ金欲しさに、犯行に及び、課税台帳のデータを改ざんするなど、隠ペい工作も行っていたと指摘しました。

淡路夢舞台ラン展キャラバン隊
1500種類1万本のランを一堂に展示する淡路夢舞台ラン展をPRするため、キャラバン隊が岡山市のOHK本社を訪れました。21日はクイーン淡路の柏木美樹さん(24)らが、「空間全体をダイナミックにプロデュースしたラン展に、是非お越しください」とPRしました。このラン展は、阪神・淡路大震災の復興10周年を記念して始まったもので、4年目を迎える今年のテーマは「香り」です。1500種類1万本が展示された園内では、せっけんやチョコレートの香りがするものや、コウモリが羽を広げたような花の形からドラキュラと名付けられた珍しいランが楽しめるほか、花から抽出した香水を試すことができるコーナーも設けられています。淡路夢舞台ラン展は、来月24日まで、兵庫県淡路島にある淡路夢舞台温室で開催されます。