20日から21日にかけて降った雪の影響で、岡山県内の交通機関は両日、通行止めやJRの遅れなどが発生し、JR岡山駅では「列車ホテル」も実施された。 県内の高速道路は、瀬戸中央自動車道の早島―児島インター間が上下線で20日午後5時半から21日午前10時現在まで通行止めとなっているほか、県内の全線で冬用タイヤ規制が敷かれている。 JRは、20日は伯備線で午後7時ごろ井倉―方谷駅間、同8時50分ごろ備中広瀬―木野山駅間で、それぞれ雪の重みで竹が線路内に掛かり一時運転を見合わせ、上下24本に最大2時間26分の遅れが発生した。 瀬戸大橋線は茶屋町駅で積雪でポイント切り替えに支障が出て上下15本に最大1時間5分の遅れ。赤穂線は備前市内で倒竹などにより上下2本が運休するなど、管内で9950人の乗客に影響が出た。 同支社では、一部乗り換えができなかった乗客がいたため列車ホテル(計5両)を実施し、59人が利用した。 21日午前も山陽新幹線が広島―相生駅間で雪のため徐行運転したため2〜11分の遅れが出たほか、伯備線でも方谷―井倉駅間の倒木の影響で徐行運転が行われ、5〜34分程度の遅れが発生した。 また、県運転免許センター(岡山市御津中山)は21日、運転免許技能試験・審査を積雪のため中止した。