三田典玄の「体育館の裏話」

オーマイニュースでの居酒屋談義。
ちょうど金曜日の夜は仕事の打ち合わせで、そこにはいられなかった。もちろん、オンラインでも見ることができなかった。

行きたかったんだけどね。

で、後でニュースで読んだりしたが。。。

現状としては、こんなものかな、という印象だった。
悪いということもないが、特段面白い、という感じではなかった。

ネットでなにかをする、ということと、そうでない世界でなにかをする、ということは、あまり変わりがない。ものを売る、情報を売る、という世界それぞれでしていることは違うけれど、でもどちらかというとディティールの違い、という印象だ。

実際、最後は「世代の違い」という話になったようだが、世代もいるところも違えば、情報の中身も扱い方ももちろん違ってくるだろう。だから「こうすればよい」みたいな話は、時と場所がちょっと違うだけで、意味が違ったり、意味がなくなったりしてしまう。

前にLAの日本語放送をしているケーブルテレビ局に出演させてもらったことがあったけれど、テレビ局でさえ、日本とはこんなに感覚が違うのか、と驚いたことがある。その主催者は、もちろん日本人の方だが、ぜんぜん感じが違うのだ。CATVのローカル放送局は、やがてネットメディアにその視聴者を奪われ、経営者は変わってしまった。

なにがニュースになるか、というのも、時と場合で違う。時代も変わる。

しかし、オーマイニュースでアクセスの多い記事はどうしても「IT系」に偏るのに、実際にはオーマイニュースのIT系の記事はイマイチなものが多い。もっと面白い旬のねたもあるのに、と思うのだが、なかなかそういうネタは出てこない。

たとえば、「無料のアンチウィルスソフトを試した」というこの記事なんか、だいぶ前に十派一からげで、自分の書いた記事に載せていたものの二番煎じだ。それも部分だけの。

いや、過去の記事をなんとなくパクったものってのは、オーマイニュースに限らずいっぱいあって、それはそれでいい。でも、せめて書き手独自の面白い視点なんかもほしい、と思うのだが。