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神世界:神奈川県警関係の出資者 計7人総額520万円に

 神奈川県警警備課長を解任された吉田澄雄警視(52)が関与したとされる有限会社「神世界」グループの霊感商法事件で、吉田警視が県警OBら2人にも架空の投資話をもちかけ、現金120万円を出資させていたことが県警の調べで分かった。県警関係の出資者は計7人、総額は計520万円になった。

 詐欺容疑で家宅捜索されたヒーリングサロン「びびっととうきょう青山サロン」(東京都港区)に出入りしていた県警職員は1人増え、吉田警視ら計6人に上ることも新たに判明した。

 新たな出資者は、吉田警視の先輩の県警OBと、警察学校の教え子で横浜市内の警察署に勤務する警察官。OBは100万円を、警察官は20万円を吉田警視に手渡していた。これまで分かっていた出資者はいずれも警察学校の教え子で、07年3月に開かれた学校の同期会の場で、吉田警視に勧誘されていた。

 青山サロンには、吉田警視と吉田警視から紹介を受けた横須賀署警備担当次長の警視ら4人が出入りし、計1000万円以上で商品を購入するなどしていた。この次長も他に1人を勧誘し、サロンへ通わせたという。【堀智行】

毎日新聞 2008年1月21日 21時20分

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