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アジアハンドボール連盟 今度は日本除名の「笛」
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「中東の笛」と呼ばれる疑惑判定で異例のやり直しとなったハンドボールの北京五輪アジア予選が29、30日に東京開催で決定した問題を受け、アジア連盟(AHF)が日本協会に対して同予選を主催したり参加した場合、除名処分とすることを文書で通知してきたことが21日、分かった。
AHFは加盟国にこれまでも同予選に参加した場合、何らかの制裁を科すことを示唆してきたが、具体的な処分に言及したのは初めて。クウェートの王族が実権を握るAHFは27日にクウェート市で臨時理事会を開き、日本と韓国の処分を審議するとみられ、日本協会の渡辺佳英会長も出席する。
日本協会幹部によると、AHFからの文書は回答期限が設けられ、日本協会は国際連盟(IHF)の決定に基づいて東京で再予選を開催すると返答する見通しという。
AHFは昨秋に実施した予選が有効との立場を崩さず、やり直しを不当としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴。これに対してIHFは今後の五輪や世界選手権の各大陸予選をIHF管理下で行わない場合は結果を認めないと通告しているが、除名処分となると、世界選手権予選を兼ねた2月の男子アジア選手権(イラン)に日本が出場できるか懸念される。