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 [どうでもいい目次]
 ■2ちゃんねらーのみなさんへ
 ■ナイトバードプロジェクト(その1)
 ■ナイトバードプロジェクト(その2)
 ■ナイトバードの採算ライン
 ■サルにでも出来るツアーバスの収支計算(その1)
 ■サルにでも出来るツアーバスの収支計算(その2)
 ■1.12 目白珍事・完結編 New!




 あの「目白珍事」より1週間が経過しました。
 個人批判はあまりしたくありませんが、何事にも言っていいことと悪いことがあると思います。
 電話でお話しした時の態度とネットの書き込みではどうしてこうも態度や姿勢が180度変わるのでしょうか



 ■2ちゃんねらーのみなさんへ

  ナイトバード関連の記事を辿って来たみなさんこんばんは。
  北海道で隊長を名乗っている者です。でもワニさんじゃありません。
  行き当たりばったりなひとり旅は好きですが、行き当たりばったりなツアーバスやよその会社の
  経営改善計画を作成できるほど器用じゃありません。

  来る5月24日に本業の方で北海道に点在する産業遺産を巡るバスツアーを催行する予定です。
  瀕死なJR札沼線の末端部分とかバブルの残骸、カナディアンワールドとか25億円かけた無駄な
  ループ橋など各地の黒歴史的なスポットを巡るべく行程を作成中です。

  黒歴史的なスポットを巡るツアーにふさわしいバスの愛称ということで適当な思いつきで
  「ナイトバード・アイリスライナー」と命名しました。当初はただの「アイリスライナー」でしたが、
  中黒点を入れて力強さを強調してみました。「クロスボーン・バンガード」みたいな。

  黒歴史といっても黒いダイヤ(=石炭)の歴史からバブル経済に翻弄されたテーマパークの跡など
  涙無しには語れない時代が生み出した風土資産や産業遺産を巡ります。現地に連れて行って
  おしまい、ではなく崩壊に至るまでの経緯や背景など説明も交えてご案内するつもりです。
  宿泊先にこだわったため、旅行代金は25,000〜28,000円になる見込み。決して安くはありません。
  それだけに痛々しい人による痛々しい企画では終わらせるわけにはいきません。

  偉い人の決裁は既に降りているので近日にも本業のサイトに掲載しておきます。
  期間限定になりますが、銚子電気鉄道の中吊り広告も予定しております。

  仕事柄というよりも昔から遊び心を大事にしている人です。
  機会があれば本業のツアーや個人的に手掛けているオフ、銚子電鉄の支援活動を通じて
  お会いすることもあるかもしれません。その際はよしなに。



 ■ナイトバードプロジェクト(その1)
  トラベルプランニングオフィス(通称TPO社)プロデュースによるツアーバス企画です。
  1月上旬に予約客がいるにも関わらずバスが来ないという「目白珍事」が発生したらしく、
  ツアーバスの舞台裏への興味も兼ねてツアーバス企画の実質的な窓口であるジャパン
  イベントツアーズ社に電話してみました。ツアーバス「ナイトバード号」について伺いたいと
  述べたところ、Tさんが快く応じてくれました。以下に箇条書きでまとめます。


  <トラベルプランニングオフィス>
  TPO社ですが、廃止の見込まれている鉄道事業者の経営引き継ぎに意欲を持っており、
  北海道ではちほく高原鉄道(ふるさと銀河線)の再生計画を立案して話題になりました。
  陳情に赴く某町長の尻に張り付いて某旅客鉄道本社に乗り込んだとか乗り込んでないとか。
  マラソンだろうが会社の経営だろうが体力は付いて回るんですけどね。
   → TPO社公式サイト http://www.tpo.co.jp/ ※実質TOPページのみ
   → TPO社解説 ウィキペディアリンク
   → 再生計画書 http://www.geocities.jp/wani_annex/GingaLtdExpVer2.doc ※重たいです
   → インタビュー記事 http://www.bnn-s.com/news/06/04/H20021023147.html

  <ジャパンイベントツアーズ>
   → JET社公式サイト http://www.eventtour.co.jp/
   → ナイトバード号公式サイト http://night-bird.info/ ※実質TOPページのみ
   ....バスの予約に「買い物かご」はないと思います。


  <現状>
  ・ナイトバード号はトラブル多発につき1/11運行をもって休止した。
  ・既に受注している1/18と1/25については他社のツアーバスに振り替えている。
   以降の催行(※ツアーバスは運行ではなく催行といいます)については未定。
    → 詳細 http://michee-n-blog.cocolog-nifty.com/blog/cat8075223/

  <トラブルの詳細と今後の対処方法>
  ・大阪発着場所(福島駅)の問題。日中はほとんど車がいないが、夜はタクシーでごった返す。
    → JR難波、桜川、環状線大阪城公園のいずれかに変更を検討中。
  ・大阪発の時間設定が悪い。出発時刻が遅すぎる。
    → 遅延が多発した。
  ・スタッフ間の連絡体制がなっていない。
    → 現在のところ3名で対応している。乗車受付と案内はバスの乗務員に委託。
     増員の予定は無い。さらなる簡略化を図ってスムーズに進めたい。
  ・車両故障が3回。先日の件(1/12?)の件は車庫より起点へ回送中に事故を起こしたうえ、
   代車が手配できず催行中止とした。
    → 元旦のトラブル時はメガドリーム号、先日は新幹線に振り替えたためかなりの赤字。

  <その他いろいろ>
  ・3台のバスで運行していたが、場合によっては1台にすることも検討している。
   乗務員の休憩場所をホテルよりアパートに変更することも考えている。
  ・年末年始はかなりの利用があったが、12/24〜26(の乗車率)は酷かった。
  ・「往復で」60名乗れば採算ライン。それ未満だと赤字になる。
  ・特に今回は(トラブル時の)代替輸送で大打撃を受けた。
  ・有明コミケ会場への利用はほとんど無かった。到着時刻が遅いうえ、遅延も響いた。
    → 開場7:30に対して到着予定時刻が8:30だった。
  ・運行告知が12/1と遅すぎたため、ほとんど周知できなかった。
  ・現在浮上している問題点を洗い直した上で運行を再開する予定。早ければ2月にも再開したい。

  片道あたり30名はシビアでしょう?と聞くと「大変です..」と苦笑していました。片道30名
  ではなく往復60名と答えた部分にツアーバスの悲哀を感じました。今後運行は継続されますか?
  との問いには力強くもちろんです、と答えてくれました。

  「色々とご迷惑をおかけしておりますが、今後とも宜しくお願いいたします」とのことでした。
  まだ四捨五入するとハタチ(本人談)のTさん、頑張ってください。



  以下は個人的な見解です。

  いわゆるツアーバスは路線バスではなくA点からB点を結ぶツアーです。バス会社は運行する
  のみで予約やバスの手配はあくまでも旅行会社(この場合はTPO社又はJET社)が行います。
  貸切バスの車両確保から現地への配車はもちろん、故障時におけるのお客様への対応、オーバー
  ブッキング時の振り替えなど、あらゆる状況を想定して先手先手で対処しなければなりません。
  深夜の乗り場でお客さんを放置するわけにも行きませんからね。トラブルを上手に対処するのは
  現場の人間に求められる最低限の能力です。

  ナイトバード号の場合はJET社ではなくバス会社の乗務員が乗車受付を担当していたそうです。
  最新の名簿を渡すのは当然ですが、受付と並行して事務所側では予約を受注しているわけです。
  双方で小まめに連絡を取り合わないとオーバーブッキングや積み残しも出て来ることでしょう。
  お客様からの突き上げを食らった旅行会社が「悪いのはバス会社です」と逃げるわけには行き
  ません。運行はバス会社ですが、受注や手配は旅行会社なわけですから。

  私自身が自分に言い聞かせていることですが....
  旅行企画は小学生でも中学生にでも出来ます。でも周知をして集客をして採算ラインに乗せて
  催行にこぎつけるのはなかなか大変なんですよ。ぶっちゃけたお話、採算が取れないのなら最初
  からやらない方がずっといいです。ツアーバスは旅行業ですから最少催行人員を設けています。
  本来中止なんて簡単に出来るはずなんですけどね。あとは担当者の判断です。

  昨今のツアーバスのあり方についてはこの場で語ることでもないので触れませんが、高速バスに
  せよツアーバスにせよお客様がいて成り立つものです。乗り場を福島にするのも半ば思いつきで
  コミケ会場を経由させるのも主催者の自由に決められますが、二転三転の変更や配車ミスなどに
  見られる論外なミス多発はツアーバスの存在価値を貶めることになります。特に最近は現地の
  道路事情もロクに知らない旅行業者のザルな行程に合せて乗務員が無理をして事故を起こす例も
  ありました。行程はもう少しゆとりを持った方がいいでしょうね。



 ■ナイトバードプロジェクト(その2)
  高速バスドットコムの関西−関東のコンテンツに急死したはずのTPO社のナイトバード号が掲載
  されていたままだったので予約受付窓口に問い合わせてみました。お名前を伺うのを忘れましたが
  話し方から多分前回応対してくれたTさんだと思います。ちなみに前回はこちら

  <運行について>
  ・閑散期に入ったため運行を休止している。
   現状の問題を解消したうえで2月下旬〜3月上旬をめどに運行を再開する。
  ・通常は大型4列シートのバスを使用するが、利用客が少なければ中型バスにする。
   マイクロバスで運行することはないのでご安心ください。
  ・大阪側ののりばも見直す。改札前のタクシーが邪魔で停められなかったため、
   再開時にはなんばや大阪城公園に変更する予定。
  ・苦情の電話も受けている。申し訳ない。

  <料金について>
  ・自社のサイトで申し込んだ場合は割安に設定する予定。
  ・高速バスドットコムは週末と平日で差が付くかもしれない。
  ・再開時には楽天にも登録する予定。手数料が高いが集客が違う。
  ・高速バスドットコムは13%、楽天は16%の手数料がかかる。
   その分自社取り扱い分は値下げで対応する。
  ・ウェブサイトやメールマガジンでの告知が主になるのでぜひメルマガに登録してほしい。

  <告知について>
  ・(休止の告知は出さないんですか?との問いに)親会社のTPOから指示がないので現状は無理。
   TPOからの指示がなければ何もできないのが現状。
  ・TPO主催だがうちが代理店として窓口になっている。どちらに申し込んでも大丈夫。


  通話時間 14:29 - 14:40
  Tさんへ。最初に誤って非通知で電話をしてしまいました。大変失礼いたしました。

  


  



  



  


  ◆zomymAFEaQ=ジャパンイベントツアーズのTさん
  ご多忙の中、細かい対応ありがとうございました。
  機会があったらぜひ参加させていただきます。



 ■ナイトバードの採算ライン
  Tさんのお話を元にナイトバード号の収支を計算してみました。
  穴あきのどんぶり勘定なので笑わないでくださいね。

  ■用意するもの
   有料道路料金検索サイト(どらプラ)
   http://www.driveplaza.com/
   貸切バス運賃表(参考:愛知県バス協会)
   http://bus55.com/kyokai/reserved/charge.html

  ■仮定(1)
  ・収入の部は標準の旅行代金3,800円×最少催行人員40名(片道)と仮定。
  ・福島〜目白間の距離を570.0km、往復1,140.0kmと仮定。
  ・有料道路は吹田IC〜有明ICと仮定。特大料金適用。
  ・旅行傷害保険は@120(企画旅行日帰り)と仮定。

    福島発 24:15 → 目白着 08:15
    目白発 24:15 → 福島着 08:15

  ※上記の発車時刻に不自然さを感じた方も多いと思います。
    多分旅行傷害保険の費用を1日分に抑えるためでしょうね。
    日をまたぐと往路・復路とも1泊2日の傷害保険料が必要となります。


部門 摘要 単価 数量 金額
収入の部 一般料金 3,800 80 304,000
支出の部




1km〜100km 44,000
101km〜300km 70,000
301km〜1,140km 218,400
深夜割増料金 27,000
宿泊待機料金 23,400
消費税 19,140
高速道路料金 特大(往路) 30,450
 〃        特大(復路) 30,450
旅行傷害保険 日帰り(往路) 240 40 9,600
 〃        日帰り(復路) 240 40 9,600
旅行取扱手数料 525 80 42,000
差し引き収益 ▲220,040

  なんか赤字を示す▲マークが目立ちますね。
  私の計算が間違っているのか、それとも赤字垂れ流しなのか。
  恐らく前者です。こんな算出方法で請け負えるほど貸切業界は甘くありません。

  ■仮定(2)
   以下、「仮定を前提にした仮定」です。
   ・収入の部は標準の旅行代金3,800円×最少催行人員40名(片道)と仮定。
   ・福島〜目白間の距離を570.0km、往復1,140.0kmと仮定。
    ただし、大型バスを「小型バス料金」で借り上げる。
   ・有料道路は吹田IC〜有明ICと仮定。特大料金適用。
    ただし、バス会社に支払うのは深夜割引を適用した後の実費のみ。
   ・旅行傷害保険は@120(企画旅行日帰り)と仮定。
   ・深夜割増料金はスルー、宿泊待機料金はホテル代実費のみ。

部門 摘要 単価 数量 金額
収入の部 一般料金 3,800 80 304,000
支出の部




1km〜100km 26,000
101km〜300km 40,000
301km〜1,140km 117,600
深夜割増料金 0
宿泊待機料金 14,200
消費税 9,890
高速道路料金 特大(往路) 21,750
 〃        特大(復路) 21,750
旅行傷害保険 日帰り(往路) 240 40 9,600
 〃        日帰り(復路) 240 40 9,600
旅行取扱手数料 525 80 42,000
差し引き収益 ▲8,390


  穴あきどんぶり勘定というよりも複雑に見せたザル勘定とでも言いましょうか。
  きっとこんなややこしい計算はしないでしょう。

  なんとなく福島〜目白往復2日間借上げで200,000円(税込)で仮定してみると辻褄が合うような
  合わないような。宿泊待機料金23,400円を払わずに東横インを7,100円×2部屋で提供。
  TPO社なりJET社なりクーポンを発券するだろうからバス料金から1割程度の手数料を取る
  ことでしょう。これなら無理矢理収支トントンに出来そうです。

  やっつけ仕事で適当に計算したので上の表ふたつはあくまで仮説としてください。
  この手の事業者の旅行代金算出方法は私には理解できないものがありますので。
  とりあえずTさんは「往復計60名で採算ライン」と言われていたので...

   3,800円×60名=228,000円

  上記の収入の中で往復バス料金、往復の高速料金、旅行傷害保険、旅行取扱手数料など
  諸経費が賄われていることは確かです。逆を言うなら往復で計60名に満たなければ毎晩
  赤字を垂れ流して運行していることになるはずです。早割の3,400円とかオトモダチ割引の
  3,000円とかワニだかワンだかの特割もあったような気がしますが面倒なので割愛します。

  先日の珍事における新幹線振り替えの費用計算についても割愛します。
  収益ゼロなうえ被害甚大です。とてもじゃないけど怖くて計算できません。



 ■サルにでも出来るツアーバスの収支計算
  よその会社のザル企画の重箱の隅をつつくだけではさすがに申し訳ないので素人の方にでも
  できる収支計算について説明してみます。少し長いですが付き合ってやってください。

  <基本>
  ・輸送は二点間が基本
   予約制のツアーバスを催行するのなら起点と終点に絞りこむことをおすすめします。
   百歩譲って降車のみの停車地を設ける程度に。そうでなくても集まりの悪いツアーバスです。
   発車が遅れれば途中で待っている人たちが待ちぼうけを食らうことになります。

  ・費用は最大、収入は最少で見積もる
   割引料金を設定するのなら収入見積りは最低料金を元に算出します。割引料金はサービスですが
   身を削ってまで提供するものではありません。同様に費用も予想し得る最大の金額で算出します。
   見積もった後に追加費用が発生して火の車になっては目も当てられません。

  ・最少催行人員を多めに設定しない
   45名乗りのバスで催行するのに「最少催行人員40名」というのは無謀です。逆を言えば39名以下で
   赤字垂れ流しになります。いや、らくらく40名でも45名でも集客する能力があればいいですけどね。

  <費用>
  ・バス借上料金
   言わずと知れたバスの借上料金です。今回は札幌〜稚内間で見積もりを出してみます。

  ・深夜割増料金
   深夜22:00〜5:00の間の稼働に適用される割増料金です。

  ・宿泊待機料金
   貸切バスを2日以上にまたがって使用する場合に適用されます。乗務員宿泊費も含みます。

  ・有料道路使用料
   有料道路を使用した場合の料金です。一般料金を支払うのが筋ですが、旅行会社もセコいので
   ETCを使用した場合は深夜割引や通勤割引が適用された後の実費を支払うことが多いです。

  ・旅行傷害保険
   乗合バスではなくあくまでも旅行業です。最低限の旅行傷害保険には加入します。
   夜行だと日をまたぐので1泊2日の料金になります。便宜上@210で算出します。

  ・旅行業取扱手数料
   旅行者一人当たりに対する手数料です。面倒なので@525で算出しますね。


  <準備>
   札幌〜稚内間の2点間輸送、相互22:00発、有料道路使用なしで計算します。
   距離計算は北の道ナビより算出。片道320km、往復630kmとなりました。
   貸切バス運賃は愛知県バス協会のものをお借りします(実際はエリアによって若干異なります)

支出の部




1km〜100km @440 44,000
101km〜300km @350 70,000
301km〜630km @260 85,800
深夜割増料金 @2,700×5時間 16,200
宿泊待機料金 @23,400 23,400
消費税 11,970
高速道路料金 特大(往路) 0
 〃        特大(復路) 0
旅行傷害保険 1泊2日(往路) @210
 〃        1泊2日(復路) @210
旅行取扱手数料 @525
合 計 251,370


   ※印は人数により増減するので後回し。
   とりあえず251,370円の最低限の経費がかかることが分かります。

   これを元に個人負担の旅行代金を設定します。
   最少催行人員が「往復で60名」と仮定するのなら251,370円÷60名で算出すればいいわけです。

    経費251,370円÷60名=約4,200円  片道30名
    経費251,370円÷70名=約3,600円  片道35名
    経費251,370円÷80名=約3,200円  片道40名
       ・
       ・
    経費251,370円÷90名=約2,800円  片道45名 11列車の最大積載定員
    経費251,370円÷98名=約2,650円  片道48名 12列車の最大定員

   この概算に旅行傷害保険(210円)と旅行取扱手数料(525円)を上乗せすれば
   採算ラインを見据えた適正な旅行代金がはじき出すことができます。
   札幌→稚内線30名以上催行の片道料金で算出しますね。

    概算4,200円+旅行傷害保険210円+旅行取扱手数料525円=4,935円

   既存の宗谷バス特急わっかない号が5,500円であることを考えたらお客様には旨みがありません。
   この旅行代金をどうやったら下げられるかを考えると真っ先に出てくるのが貸切バス借上げ料金の
   ダンピングです。というか、ツアーバスはバス代以外下げようがないんですけどね。

   札幌→稚内線30名以上催行の片道料金を3,000円で設定したいのであればバス会社をいじめて
   諸経費込で150,000円で借り上げればクリアです。さらに30名以上の利用があれば旅行事業者の
   丸もうけですよ。そりゃあ12列の窮屈なバスに客を土砂の如く放り込みたがるでしょうね。

   従来はこんな額で引き受ける貸切バス会社はいませんでしたが、規制緩和で雨後の筍のごとく貸切
   専業事業者が出てきたものだから大変です。ダンピングの嵐ですよ。旅行会社は燃料代やバスの
   修繕費まで考慮する必要がないので計算は楽なんですよ。



 ■サルにでも出来るツアーバスの収支計算2
  ツアーバス東京−八戸線(仮)の見積もりを出してみる。
  例によって仮定を前提にした仮定なのでかなりアバウトです。

  <準備>
   東京〜八戸間の2点間輸送、相互21:30発、距離片道700km、往復1,400kmで算出。
   貸切バス運賃は愛知県バス協会のものをお借りします(実際はエリアによって若干異なります)

支出の部




1km〜100km @440 44,000
101km〜300km @350 70,000
301km〜1,400km @260 286,000
深夜割増料金 @2,700×7時間 18,900
宿泊待機料金 @23,400 23,400
消費税 61,615
高速道路料金 特大(東京→八戸) 35,650
 〃        特大(八戸→東京) 35,650
旅行傷害保険 1泊2日(往路) @210
 〃        1泊2日(復路) @210
旅行取扱手数料 @525
合 計 575,715

   これを元に個人負担の旅行代金を設定します。
   最少催行人員が「往復で60名」と仮定するのなら575,715円÷60名で算出すればいいわけです。

    経費575,715円÷60名=約9,600円  片道30名
    経費575,715円÷70名=約8,300円  片道35名
    経費575,715円÷80名=約7,200円  片道40名
       ・
       ・
    経費575,715円÷90名=約6,400円  片道45名 11列車の最大積載定員
    経費575,715円÷98名=約5,900円  片道48名 12列車の最大定員

   この概算に旅行傷害保険(210円)と旅行取扱手数料(525円)を上乗せすれば
   採算ラインを見据えた適正な旅行代金がはじき出すことができます。
   札幌→八戸線30名以上催行の片道料金で算出しますね。

    概算9,600円+旅行傷害保険210円+旅行取扱手数料525円=10,335円

   既存路線のシリウス号が9,680円であることを考えたら逆に割高です。
   貸切バスの借上げ料金をダンピングしない限り値下げはままなりません。

   そこで逆算。
   札幌→八戸線30名以上催行の片道料金を6,980円で設定したいのであればバス会社をいじめて
   乗務員の宿泊費など諸経費込で300,000円で借り上げればクリアです。

   ここで重要なのが最終的な料金設定。Tさん曰く、高速バスドットコムは13%の手数料がかかる
   そうです(楽天は15%)。これら手数料を加味しておかなければ赤字になってしまいます。
   そこで6,980円で算出した片道料金に下駄を履かせます。

    逆算の概算6,980円×1.16=8,097円

   端数処理で8,100円といったところですね。
   高速バスドットコムなどのツアーバス予約サイトで8,100円。
   自社取り扱いなら最安値で6,980円で販売できます。

   問題はこんな距離を300,000円そこそこで走ってくれるバス会社があるかどうかです。
   既存の業者なら鼻で笑って相手にしません。せいぜいお父さんがドライバーお母さんが経理を
   やっているような小さな会社ぐらいです。それも薄利多売で自分の首を絞めているような。
   ツアーバスの可否はともかく、こんな舞台裏を知っているので私はあまり利用したくありません。

    ※かなりいい加減な計算をやっています。


 ■1.12 目白珍事・完結編 New!



 上の書き込み。たぶん私のことを指しているのだろうと思って御本人に電話してみました。
  (15:15〜15:20)


  T 「はい、トラベ(以下略 です」

  私 「あのー、昨日お電話したものなのです」

  T 「あぁ、お世話になっております」

  私 「沿岸某なる、といえば分かりますか?」

  T 「え?」

  私 「沿岸某なる、といえば分かりますよね?」

  T 「....はい」

  私 「あれはTさんですか?」

  T 「.....はい?」 (声が裏返る)

  私 「Tさんですよね?」

  T 「2ちゃんねるのことですか? 違いますよ」

  私 「え?」

  T 「自分は2ちゃんねるなんて見ていませんから。吐き気がします」

  私 「んー。私は2ちゃんねるなんて一言も言っていないんだけどね」

  T 「あ....(しばらく無言)」

  私 「どうして2ちゃんねるって思ったんですか?」

  T 「いや.....それは.....」

  私 「2ちゃんねるがどうのとか一言も言っていないんだけど」

  T 「いや、ブログで.....」

  私 「沿岸某だけで分かったんですよね? 掲示板を見ていなければ分からないですよね?」

  T 「いや、自分は2ちゃんねるなんて見ていませんから。なりすましですよ」

  私 「なりすましって何?」

  T 「いや、だから自分は見ていません。聞くだけで吐き気がしますから」

  私 「Tさんになりすましているんですか?」

  T 「そうです。だから私は関係ありません」

  私 「あれはTさんですね?と聞いただけで2ちゃんねるとも言っていないし、何をやったかについても
     聞いていないんですけどね」

  T 「........」

  私 「もしもしー?」

  T 「だから自分は見ていませんしやっていません」

  私 「何をですか?」

  T 「2ちゃんねるです」

  私 「だってバレてますよ?」

  T 「あれはなりすましです」

  私 「何が?」

  T 「書き込みが」

  私 「はぁ.....」

  T 「そんなこと書き込みませんから。自分、2ちゃんねるはもうやっていないし」

  私 「そんなことって? まだ何があったのか何も言っていないけど」

  T 「........」

  私 「どうしてすぐ沿岸某で分かったの? 聞いてもいないのにどうして2ちゃんねるって−」

  T 「自分はやっていません」

  私 「でも昨日の会話でバレてるんだけど。“あれは”、として言っていないのに真っ先にどうして
     2ちゃんねるが出てきたんですか? どうして沿岸某でお話が通じたんですか?」

  T 「だから....やっていないっていってるじゃないですか。なりすましがやったんですよ」

  私 「え? 何をやったんですか?」

  T 「(以下、意味不明な言動が続いて一方的に電話を切る)」



  以上です。
  さすがに後味が悪くてあらためて電話をかけたのですが、「お客様の電話はおつなぎできません」とまぁ、
  早い話、着信拒否をされてしまったようです。

  「あれはTさんですか?」と主語の無い質問をしているにも関わらず即答で「2ちゃんねる」が出てきたり
  なんですぐに連想をしたのか伺ったのに「自分は見ていない、やっていない、なりすましだ」と途中過程を
  すっ飛ばしたような返答が返ってきました。

  そもそも私は「あれは」と言っただけで書き込みについては一切触れていませんからね。それを自分から
  2ちゃんねるだの書き込みはなりすましの仕業だの言っているわけで。誤爆もいいところですよ。
  正直な方ですね。いろいろな意味で。何気にmixiまでアク禁にしているし。




  実生活にせよネット上にせよ、自分が行為を認めなければ事実にならない、と思っているのなら
  もう少しアリバイ工作とポーカーフェイスを装わないといけませんよ。



  以下、繰り返し掲載

  
  


  


  


  





  先方さんにお電話した事の発端はネットを介したツアーバス企画について伺いたかったんですよ。
  本業で私も風変りなものを手掛けていますので。ただ、内容が内容なので本業の立場ではなく
  いち個人として連絡を取らせていただいたんですけどね。結構な詳細をぶっちゃけてくれたので
  いろいろと勉強になりました。ただ、以後の対応や当該スレッドにおける掲示板上での言動を見ている
  限りでは企画を催行することが目的であってお客様不在の上に成り立っているように思えます。

  ネットを介した企画という意味では方向性は似たような者だとは思っていたのですが....
  どうやら根本的に違っていたようです。少し残念ですね。

  ツアーバスの過酷な舞台裏も伺うことが出来たし、犯人探しや糾弾も本意ではありません。
  電話後には掲示板への書き込みがストップしているようですし、この辺で幕を引きたいと思います。
  皆さんには半ばバレていると思いますが、私の現在の立場はただの名無しさんですし。
  こんな状況でも公私混同をしていないことはご理解ください。

   半 ば バ レ て い ま す が 。



  彼の中では主張していることはすべて事実、というよりも事実でなければならないのでしょう。
  貫き通さなければこれまで彼自身が積み上げてきたものが崩れ去るわけで後に引くわけにもいきません。
  ゆえに誤爆しようが地雷原の中を素っ裸で開脚前転しようが貫き通します。これから先、名無しさんに
  私との電話内容を挙げられても彼に出来ることは私を阿呆呼ばわりすることぐらいです。
  でも、いかに彼が違うと主張しようが、掲示板で虚勢を張ろうが事実は一つだけなんですけどね。
  それは彼が一番知っているはずです。


  あなたが向くべき相手は2ちゃんねるの名無しさんではなくお客様ですよ。
  私を阿呆呼ばわりしようがあなたと私の立ち位置は何も変わりません。これから先も。




  【注】
  先方さんの名誉もありますので会話内容はほぼ原文ままで書きました。
  ただし、先方さんのしどろもどろな会話や言語が不明瞭な部分は修正していますのでご了承ください。

  【追記】
  写真類は勝手にお持ち帰りください。事前事後の連絡は不要です。





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