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センター試験:検定料30年で3倍 リスニングなど増え

試験問題が配布され、開始を待つ受験生=東京都文京区の東京大学で2008年1月19日午前9時20分、馬場理沙撮影
試験問題が配布され、開始を待つ受験生=東京都文京区の東京大学で2008年1月19日午前9時20分、馬場理沙撮影

 19、20日に行われている大学入試センター試験。検定料の推移を調べてみた。

 前身の共通1次試験が始まった79年は5教科で6000円だったが、08年度試験は2教科以下で1万2000円、3教科以上なら1万8000円と3倍に。独立行政法人大学入試センターはその理由を「試験科目の増加、18歳人口の減少、英語リスニングテストの導入で1人当たりの実施単価が増した」と説明する。

 79年の5教科7科目が、現在は6教科28科目。社会が「地理歴史」と「公民」に分割され、中国語や韓国語なども選択できる。センター試験を利用する私大も増えているが、志願者数は03年度をピークに減少傾向。06年度試験から導入されたリスニングでは、受験生が個別にICプレーヤーで聴く方式が採用され、検定料を一気に2000円押し上げた。

 では、検定料を含めた大学受験の総費用は? 全国大学生活協同組合連合会の06年調査によると、受験料、交通・宿泊費などの総額は国公立大に入学した学生で平均16万6600円、私大入学者なら18万円。無事合格すると、今度は入学金(未入学大学には納付金)や交通費、新生活を始めるための費用(住居の敷金など)を含め初年度に210万~350万円が必要。【望月麻紀】

毎日新聞 2008年1月20日 13時20分 (最終更新時間 1月20日 14時11分)

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