中東和平願う子ども 絵本に
「平和の種」と題されたこの絵本は、テロや爆撃でともに肉親を亡くしたイスラエルとパレスチナの少女が、日本での交流を通じて、憎しみと悲しみを乗り越え理解を深めていく様子を描いたもので、去年日本で出版されました。絵本のモデルとなったのは、世界平和を目指す日本の自治体で作る「世界連邦宣言自治体全国協議会」の招きで3回にわたって日本の各地を訪れたイスラエルとパレスチナの子どもたちです。協議会の会長で、京都府綾部市の四方八洲男市長らが20日、エルサレムを訪れ、当時の子どもたちに英訳した絵本を贈りました。四方市長は子どもたちとの再会を喜び、「人類みな兄弟。遠い日本からも和平を祈っている」と話していました。ただ徴兵制が取られているイスラエルでは、18歳となって兵役に就いている男性もいて、「平和を願う気持ちは変わらない」と話しながらも、現実の厳しさをうかがわせていました。一行はこのあと、イスラエルとパレスチナの小学校を訪れ、この絵本600冊を寄贈することにしています。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|