社民党の衆議院議員で小児科医の、阿部知子のページです。 国会活動|活動報告|メールマガジン| プロフィール|事務所ご案内|リンク集| |
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New ■ 活動報告に12月分を追加。 (2008/1/9) ■ 国会活動に、第168国会における発言を追加 (2007/12/19) ■ 活動報告に11月分を追加。 (2007/12/5) |
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★☆ あまりにも手前味噌国会 ☆★
1月15日をもって昨年9月からの長かった臨時国会が閉会した。と言っても1月18日からはまた次の通常国会が
始まるのだから実質的には通年国会に等しい。
昨年8月の参議院選挙の結果、参議院では民主党を第一党とする野党が過半数を占めることになった。衆議院 では与党が3分の2を占めるため「ねじれ国会」と呼ばれてるが、実はこれからが本当の民主主義の出番でもある。 数に頼っての強行採決や逆に相手側の提案という理由だけで否決するのではなく、お互いにじっくりと法案の中 味を吟味して妥協点を見出し、より良い法律としてつくり上げていくことも可能となったのだから熟慮の民主主 義(民主党仙谷氏の言)とも言えるかもしれない。 しかし現実には臨時国会で最大の山場となったC型肝炎患者さんの救済法にしても、実際の審議時間は極めて 短く、かつ多くの問題を積み残したままである。薬剤の種類や投与時期に関係なく症状によって一律の給付金が 出されることになったのは、裁判という形で身を挺して訴えた原告の皆さんのがんばりがあったからだ。しかし、 カルテなどの投与記録の存在しない人たちはもちろんのこと、先天性の病気でフィブリノゲンや血液凝固因子を 投与された患者さんはこの法の枠外に置かれた。 まして350万人にも及ぶ肝炎ウィルス感染者が発生したのか、薬事行政や予防接種体制を見直し、製薬メーカーや 厚生労働省そのものの責任を明確にする作業は、決して十分とはいえなかった。こうした点は今後の課題として 残ったのである。行政の最高責任者である福田総理が、この法律をもって人道的救済が出来てよかったと語るの はあまりにも手前味噌というもの。 | |
同様に、事業主などによってネコババされたりした年金保険料の穴埋めのための法も、保険料を払ったのに社
保庁に納付記録のない方々を救済する目的ではあるが、結局は税金によってずさんな企業の年金管理の尻拭いを
している側面はぬぐえない。
臨時国会で与野党合意で成立した法律のうち、震災被災者などの被災者支援法や補助犬法の改正など、本当に 心から喜べる法律はごくわずか、その他はとにかく拙速に与党サイドの都合で成立を急いだ感は否めない。 その一方で肝炎や年金問題以外にも、昨年の通常国会会期中に小泉改革のもたらした雇用破壊や社会保障の崩 壊が大きな社会問題となっていた。しかし違法派遣や介護現場の窮状、そして危機に瀕した産科・救急・高齢者 医療などの問題は、国会審議の場で正面から取り上げられることはなかった。与党はひたすら審議を避け続けた のである。あまりにも姑息であり、これでは国会議員として政治の責任を果たしているとは到底言い難い。 ちなみに新テロ対策特措法の再議決のかかった衆院本会議を途中退席した小沢氏が、大阪の知事選挙の応援に 行っていたことが明らかとなり大きな批判を受けた。その批判に対して議決に参加するか否かはさして重要なこ とではないと豪語するに到っては、議会制民主主義を政争の具としているとしか思えない。 彼に与えられた代 議権を一票として行使して初めて議会は成り立つのである。立法府を政治家の勝手な道具にさせないために国民 が厳しい目を向けることがとても重要と思う。 阿部知子 |
■2008年 あべともこ−《新春の集い》− ○2007年中は統一地方選、参議院選と多くの皆様にご支援頂き、誠に ありがとうございました。そしていよいよ新年は「あべともこの年」 と言われるよう頑張ります。皆様におかれましても新年が充実した年 となりますよう、心よりお祈り申し上げます。 つきましては、日本政治の転換点となるであろう2008年の始まりを、 皆様とにぎやかに過ごしたいと存じます。 ご参加を心よりお待ち申し上げております。 日 時 2008年1月26日(土)14:00〜16:00 |
■最新の活動報告 | ||
12月16日 あべともこと共に歩む会総会で(藤沢) |
12月23日 社民党大会で次期衆議院選に向け決意表明 |
1月3日 インド外務副大臣と会見(インド外務省) |
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