まぁ、とりあえずな
テーマ:性同一性障害?「当てはまる点」を数え上げるんじゃなく、「そうでないだろうと疑う点」を数え上げるといい。
どうしても「そうなりたい」「そうありたい」って心持でGIDに接すると、ほとんどの人はそっち方向にしか心が動かない。
今の自分でなくありたい。
って否定から出発したら、治療をしたはいいが、ふわふわと浮いた、男でも女でもない存在になって、にっちもさっちもいかなくなるよ。
MTFは、どう頑張っても、女にはなれないんだ。
出発点はいつも今の自分。
男として生を受けた自分。
それを肯定したうえでの選択をしないと、後悔する。
「何で」女性になりたいか。
そう思うようになったきっかけを、××さんに似てるから、自分と同じ人ような生い立ちの人がそうだから、みたいな、他人の言葉でなく、自分の言葉で、自分に正対して、よーく自己分析しなきゃ。
HPには、その人のごく一部しか書かれていないし、脚色されていないとも限らない。特に、美談に見えるものは要注意。そんな断片的な情報から、自分と一緒であるなんて、判断すべきじゃない。
思春期までに、異性になりたいと思ったことがあるっていうのは、決して特異なことじゃない。ここ、勘違いしないようにな。
クリニックでは、決断のほどは診断してくれても、あなたの心の性別は診断してくれないし、当然、未来の幸福までは保証してくれない。
「今」、ホルモンで事態が好転したとしても、「ホルモンでなきゃ好転しない」ってのとは別。
「今、楽になるため」に、安易にホルモン使ったら、未来を閉ざすことにもなるんだ。
あなたは「今を生きている」けど、今だけじゃない。未来もあるんだよ。
# まぁ、男の人しか好きになれないから、ってのは、いーんじゃねぇかと思うけど、悩んでいる人はそれが問題なんじゃないだろうと思うからね。