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【おやじの知恵袋】野菜不足の日本人 (2/2ページ)

2008.1.20 13:43

 野菜はビタミンやミネラル、食物繊維などの大切な供給源である。これらの栄養素は免疫力をつけ、健康的な体づくりの基礎となる。たとえばビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保ち、ビタミンCは血管、骨、歯などを丈夫にし、ストレスへの抵抗力を高める。カルシウムは神経の興奮を抑え、食物繊維は消化管活動を活性化させる。WHO(世界保健機関)のデータでも、がんのリスクとなるのは、喫煙、飲酒、果物・野菜摂取の少ない食事、過体重・肥満であると述べている。また世界がん研究基金・米国がん研究財団の報告には、野菜摂取により予防の可能性があるがんとして、口腔(こうくう)、咽頭、食道、胃、結腸、直腸、肺のがんが挙げられている。

 野菜不足の偏った食生活は、子供の肥満やメタボリックシンドロームなどを引き起こす原因にもつながる。日本における野菜摂取の目安である1日350グラム以上を達成するため、普段の食卓を見直し、野菜を積極的にメニューへ取り入れるよう心がけたい。

 (ユーイーピーシニアライフ研究所)

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