福岡市中央区の「こども病院・感染症センター」の人工島(同市東区)移転に反対する市民団体「こども病院の人工島移転中止を求める会」(脇義重代表)が19日、同市中央区天神で移転中止の街頭署名活動を実施した。同病院の改築や移転方針について、患者や家族、医師などを含めて再度検討するよう求めている。
市は昨年12月、人工島事業と市立2病院整備に関する「検証・検討チーム」の最終報告で、こども病院を人工島に単独移転させる方針を示した。その後、今月から市病院事業運営審議会に今後の病院事業のあり方を諮問。こども病院については、整備場所を除いて医療機能に関する答申を受ける予定で、その後施策決定する。
「求める会」は街頭で「病院利用者の多くは現地建て替えを望んでいる」「人工島は利便性が悪い」などと訴え、署名に協力を求めた。脇代表は「整備場所が人工島では市西部の小児患者の治療に支障が出る。移転は利用者のためになされるべきだ」と話した。
同会は移転中止を求める請願書とともに、署名を市議会3月定例会に提出する方針。
=2008/01/20付 西日本新聞朝刊=
市は昨年12月、人工島事業と市立2病院整備に関する「検証・検討チーム」の最終報告で、こども病院を人工島に単独移転させる方針を示した。その後、今月から市病院事業運営審議会に今後の病院事業のあり方を諮問。こども病院については、整備場所を除いて医療機能に関する答申を受ける予定で、その後施策決定する。
「求める会」は街頭で「病院利用者の多くは現地建て替えを望んでいる」「人工島は利便性が悪い」などと訴え、署名に協力を求めた。脇代表は「整備場所が人工島では市西部の小児患者の治療に支障が出る。移転は利用者のためになされるべきだ」と話した。
同会は移転中止を求める請願書とともに、署名を市議会3月定例会に提出する方針。
=2008/01/20付 西日本新聞朝刊=