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心筋梗塞・脳卒中、日常生活で予防を '08/1/20

 ▽広島市中区で県民フォーラム

 冬場に多くなる心筋梗塞(こうそく)や脳卒中の予防法を紹介した県民フォーラム「お天気と心筋梗塞・脳卒中」(広島県医師会、中国新聞社主催)が十九日、広島市中区の中国新聞ホールであった。約五百人が参加し、日常生活での予防の大切さを確かめ合った。

 広島大大学院の木原康樹教授(循環器内科学)が基調講演し、「心筋梗塞の危険因子を山積みした人が激増している」と指摘。高血圧をはじめ高コレステロール、糖尿病、喫煙習慣といった危険な因子を、「一つずつ解消していくことが大事」と強調した。

 続いて、市消防局の救急担当者や研究者、気象キャスター、医師の四人がそれぞれの専門分野から発言。禁煙は、心筋梗塞や脳卒中の危険性を40〜50%減らせる効果があるとの報告や、冬場の寒冷前線の通過で気温の急降下が起こるため、新聞やテレビが伝える「心筋梗塞・脳卒中予報」に注意を払う方がいいとのアドバイスがあった。(上杉智己)

【写真説明】心筋梗塞と脳卒中の予防について理解を深めた県民フォーラム




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