◇岡山東社会保険事務所で事務処理ミス
岡山社会保険事務局は18日、04年6月~同12月に岡山東社会保険事務所で厚生年金加入期間などを訂正した56歳~77歳の男女5人について、最高で15万4000円の過払い、約10万8000円の未払いなど支給ミスがあったと発表した。同局は5人に謝罪、支給額を訂正した。
同局によると、年金加入期間などを訂正しした場合、支給金額の再計算が必要な受給者リストを作成。受給者に年金証書などの書類提出を求め、必要な手続きを約1~2カ月で進める。しかし5人の場合、リストが本来とは別の場所に保管されていたことが原因で、受給者からの書類提出がないまま手続きが滞っていたことに職員が気付かず、約3年間放置されていた。
同局は今後、リストの件数を把握して決裁時に処理件数と照合し、未処理分については進〓状況を確認するとしている。【石川勝義】
毎日新聞 2008年1月19日