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【社会】

根津医師の患者8人も提訴へ 血液製剤投与で肝炎感染

2008年1月19日 13時13分

 薬害肝炎救済法の成立を受け、代理出産の実施で知られる長野県下諏訪町の諏訪マタニティークリニックの根津八紘院長は19日、同クリニックで血液製剤フィブリノゲンを投与され、C型肝炎の感染が確認された患者8人が救済を求めて提訴する考えであることを明らかにした。

 根津院長によると、同クリニックで出産した約1万4000人の中で、フィブリノゲンを投与されたのは19人。うちC型肝炎に感染したことが分かった40代から60代の8人が薬害肝炎原告団に加わり、提訴する方針という。

 根津院長は「医師として患者の信頼を裏切る結果となった。国などに責任を取らせるよう積極的にかかわり、けじめをつけたい」と話している。

(共同)
 

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