古紙偽装 取り引き見直す動き
この問題は、王子製紙と日本製紙グループ、それに大王製紙、三菱製紙、北越製紙の5社が、再生紙を使った年賀はがきに混ぜる古紙の配合を低くしていたほか、コピー用紙や印刷用紙などの再生紙でも偽装を行っていたことを18日までにそろって明らかにしたものです。偽装の理由について各社は、「配合する古紙の比率を上げると、品質を維持できなかった」などとして、環境への配慮に対する要求に技術が追いついていなかったと説明しています。これを受けて、印刷会社や複写機メーカーなどの間で、偽装を行っていた製紙各社との取り引きを見直す動きが出るなど影響が広がっています。今回の問題は、環境問題に取り組む企業に対する国民の信頼を裏切る形となっただけに、製紙会社各社は、再発防止策を作るなどしていかに早く信頼を回復できるのかが課題となっています。 |
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