 | 新入社員 終身雇用志向強まる この調査は、労働問題を研究する財団法人「社会経済生産性本部」が去年10月から11月にかけて行ったもので、春に入社して半年ほどたった企業の新入社員およそ970人から回答を得ました。この中で、新入社員に転職や勤続の意識について尋ねたところ、「今の会社に一生勤めようと思っている」と答えた人が3人に1人を超える34.6%に上り、前の年より5.4ポイント高くなって、平成9年に調査を始めて以来最も多くなりました。逆に「条件のよい会社があればさっさと移る方が得だ」と答えた人は34.1%で、前の年より2.4ポイント下がってこれまでで最も低くなり、転職への指向が弱まって、終身雇用を望む傾向が強まっていることがわかりました。また、処遇について尋ねたところ、「業績や能力主義的な給与体系を希望する」人が57.5%で、調査開始以来初めて60%を切ったのに対し、「業績や能力よりも年齢や経験を重視して給与が上がるシステムを希望する」と答えた人が前の年を4ポイント上回る42.5%と過去最高になりました。さらに、「自分の将来」について尋ねたところ、「社内で出世するより起業して独立したい」と答えた人は20.3%で、この5年間で12ポイント下がって過去最低になりました。これについて、労働経済学が専門の慶應義塾大学の清家篤教授は「バブルの時代には能力給がもてはやされたが、父親の世代がリストラされたり労働現場での格差が広がるなかで育った若者たちは安定志向で、正社員という地位が守られる終身雇用に魅力を感じているのだと思う」と話しています。   | 1月19日 18時49分 |
|  |  | 新入社員 終身雇用志向強まる 1月19日 18時49分
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