2008年1月18日 19時7分更新
藤枝市立総合病院は、浜松医科大学が、派遣している産婦人科の3人の医師を今年6月末までに相次いで引きあげると伝えてきたことを明らかにしました。
藤枝市立総合病院の毛利博院長は、18日午後、「病院にとっては『困る』のひと言だ。浜松医大に期限の延長や引き止めをお願いし、努力を続けていきたい」と述べました。産婦人科を休診にする可能性については「否定はできないが存続のため全力をつくす」と述べました。
藤枝市立総合病院は、分べんが平成18年度にはおよそ900件にのぼり、志太・榛原地区の産婦人科の中核を担っています。
病院では、今年6月以降に分べんが予定される妊婦については、ほかの病院を紹介しているということです。
藤枝市立総合病院では、内分泌代謝科でも医師がゼロの状態になったため去年8月から休診しているほか、また、総合内科でも常勤の医師が1人だけのため外来の時間を短くして対応するなど深刻な医師不足が続いています。