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【富山】消防本部4〜5に集約 県検討 2012年度末までに再編2008年1月10日 県内の消防体制を充実させるため、十三の消防本部が二〇一二年度末までに再編されることになった。県は四か五に広域化する方向で検討している。 国は消防本部の広域化で人員や予算の効率化と充実が図れるとし、一カ所の管轄人口を三十万人以上にすることを目安に全国で再編を進める。一二年度末までの広域化を目指し、都道府県は〇七年度末までに推進計画、市町村は〇八年度以降に運営計画を策定する。 県の推進計画案では、県内を富山市以東と富山市から西に二分割し、東部に二カ所、西部に二、三カ所の消防本部を置く。管轄については、東部、西部でそれぞれ三通りの案を示している。 管轄案は、東部が富山市と他市町村▽富山市、立山町、舟橋村と他市町▽富山、滑川、上市、立山、舟橋の二市二町一村と他市町。 西部は高岡、氷見、小矢部三市と砺波、南砺二市と射水市▽高岡、氷見二市と砺波、小矢部、南砺三市と射水市▽高岡、射水、氷見三市と砺波、小矢部、南砺三市。 県は市町村との協議やパブリックコメントで寄せられた県民の意見を踏まえ、三月に推進計画をまとめる。県内では、全体の77%の十の消防本部で管轄人口が十万人未満。全国平均の60%を上回り、特に小規模化が進んでいる。 (高橋淳)
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