【北京・西岡省二】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は18日、米大統領選に関する論説を掲載。予備選の段階で既に多額の選挙資金が使われ、資金調達競争が激化していると、その「金権選挙」ぶりを批判した。
論説は、「米国では『池端のアヒルもカネさえあれば大統領になれる』という言葉が生まれ、『イヌが州知事に選出される』という政治漫画が演じられた」と皮肉たっぷりに論評。昨年6月まで民主、共和両党の候補者が使った資金などを具体的な数字で示したうえ「より多くのカネをばらまき、選挙遊説と人気作戦を上手にこなした候補に、大統領の『月桂冠』がもたらされる」と指摘した。
北朝鮮・祖国平和統一委員会のウェブサイト「わが民族同士」が伝えた。
毎日新聞 2008年1月18日 19時20分