兵庫県の防災行政無線に妨害を与えていた不法無線局を摘発

報道発表／平成20年1月18日

近畿総合通信局(局長 久保田 誠之(くぼた しげゆき))は、昨日、大阪府茨木警察署、摂津警察署、寝屋川警察署及び守口警察署と合同で、コンクリートミキサー車とトラックに開設した不法無線局を摘発しました。

この摘発で、関係各警察署は不法無線局を開設していた4名を電波法違反で検挙するとともに、関係する無線機等を押収しました。

これらの不法無線局は、改造したアマチュア無線機を使用し、重要無線通信である兵庫県の防災行政用無線に混信妨害を与えていたものです。

近畿総合通信局では不法無線局の探査により妨害源を特定し、文書による指導を行ってきたところですが、これに従わなかったことから、関係各警察署へ告発していたものです。

摘発の結果は、下記のとおりです。

記

1. 不法無線局の種別及び局数
   不法アマチュア無線　4局
2. 被疑者の住所及び職業
   大阪府高槻市在住のトラック運転手(51歳)
   京都市伏見区在住のコンクリートミキサー車運転手(48歳)
   大阪府茨木市在住のコンクリートミキサー車運転手(40歳)
   京都府京田辺市在住のコンクリートミキサー車運転手(28歳)
3. 関係法令及び適用条項
   電波法第4条（不法開設）
   電波法第110条第1号（1年以下の懲役又は100万円以下の罰金）
4. 参考事項
   近畿総合通信局では電波利用環境保護のため、今後も捜査機関の協力を得て、重要無線通信に対する妨害の排除に努めることとしております。

連絡先

近畿総合通信局電波監理部監視第2課
電話：06-6942-8528
担当：脇田、那須