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【社会】

不倫題材のCM中止へ おやつカンパニー、スナック菓子で…と抗議

2008年1月18日 朝刊

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 ベビースターラーメンで知られる「おやつカンパニー」(津市)は、東海地方で流し始めたテレビコマーシャルが「不倫を題材にしていて不愉快」などと抗議を受け、20日で放映を打ち切ることを決めた。

 中止するのは、三重県で限定販売している菓子「ベビースター伊勢の国うす焼えびせん」のコマーシャル。伊勢に出張した夫が土産に買ってきた菓子に、妻は「真珠買ってきてと言ったのに」とつぶやきながら、若い男性とホテルのような所で密会してその菓子を食べるという内容だった。

 この菓子は600円と1000円の2種類で昨年末に発売。今月15日から東海地方の民放4局でコマーシャルを流していた。「大切なあの人にあげたいお土産」をテーマに制作したというが、視聴者から「スナック菓子のCMなのに不倫とは」などと数件の苦情が寄せられた。

 社内でも放送前から「不適切では」との指摘があり、「(放映前の)先週末に放映をやめようと判断したが、間に合わずに流れてしまった」という。同社は「広告では心を動かすことが必要と考えたが、度を越していた。不快に思われた方には申し訳ない」と釈明している。

 

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