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捕鯨船侵入の2人、豪側に引き渡し

2008年01月18日00時53分

 日本鯨類研究所の捕獲調査船・第2勇新丸に反捕鯨を掲げる米国の環境保護団体「シー・シェパード」の活動家2人が乗り込んだ事件で、第2勇新丸は17日午後10時40分ごろ、南極海上で、豪政府のチャーター船と合流し、豪州人(28)と英国人(35)の身柄を豪政府側に引き渡した。

 水産庁によると、2人は長期の拘束を想定して、着替えや歯ブラシを持参していた。シー・シェパード側は、身柄の引き取り要請に応じなかった。日本政府は拘束が長期に及んで新たな批判を招くのを避けるため、外交ルートで豪政府に引き取りを要請していた。

 2人はラム酒入りの水筒、ビデオカメラ2台、筆記用具、日本語辞書なども所持。船内では「天ぷらを食べたい」「洗濯をしたい」などと言い、くつろいだ様子だったという。

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