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新潟市に県内初の夜間保育所
午前1時半まで保育を行う私立の夜間保育所が4月、新潟市中央区鐘木に新設される。認可保育所で深夜まで子どもを受け入れるのは県内初。運営主体となる社会福祉法人勇樹会(中野勇理事長)では「鳥屋野地区の保育所不足を解消し、さらに夜勤従事者への就労支援、子育て支援をしていきたい」と話している。
この保育所は、2008年度認可予定の「コスモス鐘木保育園」。ゼロ歳(2カ月)―5歳児を対象に、午前11時から午後10時までの通常保育に加えて、翌日午前1時半まで延長保育を行う。朝から預けたいという要望にも応えるため、通常時間前の延長保育を実施することも検討している。夜間保育に対応するため、園内には入浴施設や畳の部屋を設ける。
また、同じ建物の中に、午前7時から午後6時までの通常保育を行う昼間保育所「YOU鐘木保育園」も同時に開園。夜間の園児とともに保育し、行事なども一緒に行う。定員は昼間が70人、夜間は20人で、夜間分は2月にも募集を始める。職員の人数は、昼間の保育士が15人、夜間は7人程度を予定している。
07年9月1日現在で、同市の認可保育所では午後10時半が一番遅い保育時間となっていた。しかし、就労形態が多様化している現状を考え、延長に踏み切った。まずは深夜までの保育を実施する。
木村勇一・市保育課長は「利用者の要望や実施した状況を見た上で、いずれは24時間保育を目指したい」としている。
新潟日報2008年1月15日
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