福岡市は16日、現在有料で運営している「留守家庭子ども会」(学童保育事業)を4月から無料化する方針を明らかにした。無料化は吉田宏市長が06年11月の市長選で公約に挙げたが、昨年3月の市議会で関連条例案が否決されていた。市は全学年を対象とする放課後対策事業の一環として、3月議会に再提案することにした。
学童保育事業は小学1~3年生を対象に実施。前市長時代の06年9月に有料化され、午後5時まで月額3000円、同6時までの延長料金は1000円で運営されてきた。改正案で、小学1~3年生を対象に午後5時まで無料化。平日は午後7時まで、土曜日は午後6時まで延長できるが、延長分は有料。
市は全学年を対象に実施している放課後対策事業「放課後の遊び場づくり」の検証も始める。現在の週1~2回開設を平日は毎日とし、夏休みなども実施する予定。【高橋咲子】
毎日新聞 2008年1月17日 西部朝刊