2008年01月18日 生活設計塾クルー
「口を出すが、金は出さない」医療制度改革の実体
――世界有数の「日本の医療保険制度」を守ろう!
高齢化によって医療費負担が増大していると言われますが、世界的に見ると決して高い水準ではありません。OECD諸国の医療費対GDP比率では、日本は22位です。
国民1人ひとりの生活設計においての重要なインフラである医療保険制度を、信頼に足る持続可能なものにするためにも、もっと医療費に予算を配分してもよいのではないでしょうか。そのためにも、私たち自身が支えている公的医療保険制度にもっと関心を持ち、建設的な意見を出していく必要があります。
日本の医療保険制度
の問題点
世界有数の制度といいましたが、日本の医療保険制度には問題点も多く抱えています。医師の技術レベルは診療報酬に反映されないため、治療を受ける患者側としては、価格は同じでもかかった医師によって治療効果に差が現れる可能性があります。腕の良い医師だと短期間で患者の症状が改善しますが、そうでないといつまでも病院通いを続けなくてはなりません。結果として、腕のよくない医師のほうが儲かるという皮肉な結果になってしまいます。
第6回 | 「口を出すが、金は出さない」医療制度改革の実体 (2008年01月18日) |
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第5回 | グローバル経済の流れを読み、インフレ対応型視点を (2007年12月14日) |
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第3回 | 手間いらず、低リスク、高い利回りも――債権投資のススメ (2007年11月16日) |
第2回 | 大量の保険金不払いの影に“おまかせ”あり (2007年11月02日) |
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- 生活設計塾クルー
- 特定の金融機関に属さない独立系ファイナンシャルプランナー集団。経験に裏打ちされた独自の視点で、一人ひとりの将来設計に応じた資産運用や保障設計のアドバイスを行なう。また、セミナーや執筆活動も幅広く展開。金融・経済、金融商品、社会保険等について中立の立場から情報を発信している。生活設計塾クルーのウェブサイト
資産運用から保険、住宅ローン、年金まで、人生設計に必要なお金にまつわる情報をわかりやすく解説。独立系ファイナンシャルプランナーならではの「中立」な立場で語ります。
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