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【ゆうゆうLife】介護 自分で作るケアプラン(上) (2/3ページ)
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介護保険を運営するのは市区町村だから、自己作成の方法も自治体によって若干異なる。図はケアプランの自己作成を支援する団体「マイケアプラン研究会」(代表世話人、小國英夫京都光華女子大教授)の所在地、京都市の例だが、基本はどこもだいたい同じだ。
まず、市区町村の窓口で自己作成したいと相談する。手に入れるのは「サービス利用票」と「サービス利用票別表」の2つ。次は、「どんなサービス」を「どこから」「どれくらい」利用するか、計画を立てる。マイケアプラン研究会によると、口コミを大いに活用して事業所を選ぶのがコツだという。
事業所が決まったら、電話予約。経験者は「電話対応は事業所選びのバロメーター。電話対応がいい事業所は、サービスの質もいい」と口をそろえる。
予約が取れたら、「サービス利用票」と「サービス利用票別表」に予定を書き込んでいく。書類には「事業所番号」「サービスコード」「サービス単位」など、聞きなれない単語が並ぶが、堀部さんによると、「要は『いつ』『どんなサービスを』『どこの事業所から』『どれくらい』受ける予定で、『費用はいくらなのか』を聞かれているだけ」。分からない場合は調べる方法もあるが、「一番いいのは利用する事業所に直接聞いてしまうこと」だという。
書類に記入したら、役所の窓口に持参する。京都市の場合、チェックを受け、コンピューターで正式の「サービス利用票」「サービス利用票別表」を作成してもらう。京都市の場合、同時に「サービス提供票」「サービス提供票別表」も手渡されるので、これは予約した事業所に送る。
あとは実際にサービスを利用し、月末に利用票の実績欄に記入して役所に提出すればいい。月末の利用票(実績記入済み)と翌月の利用票は一度に提出できる。