古紙配合率の「環境偽装」は、社長のクビが飛ぶ騒ぎになった。新年早々手にした賀状が「偽」だったとは、シャレにもならない だから「地球に優しい」といった美しい言葉は、警戒した方がいい。日本の調査捕鯨船を襲った無法者たちも、地球に優しいを自称する連中で、その象徴として鯨をあがめる。が、大食漢の鯨が増えて海の生態系を乱しているという調査報告もある。何よりも鯨見物という観光資源を守るための損得勘定が働いた捕獲反対だそうな。「偽」は、わが国の専売ではない 中国・南京大虐殺記念館の展示見直しを日本政府が求めた、と報じられた。虐殺「三十万人」という根拠のない数字に、なぜか中国はこだわり続ける。ひところ流行した青少年「日中友好の旅」では、この記念館見学で血なまぐさい展示に息をのみ、戦火で壊れた城壁修復に汗を流すというコースが定番だった 県内から出かけた一行の引率者に聞いた話だが、修復奉仕に案内された城壁は、明らかに風化で崩れた一画だったという。これでは「不信の旅」になってしまう 美しさに不快なトゲが潜むのは、何もバラの花だけではない。
|