2008年01月18日

「ミルコのハイキックでキンターマンが危険な状態になったのはガセ」という情報こそガセ!

メディアのからくり - 公平中立を謳う報道のウソを暴く
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 今日はハッスル・ハウスvol.32を観戦してきました。感想を書こうと思いましたが、『大みそかハッスル祭り2007』のミルコのハイキックの件を徹底検証したいと思います

 まずはこれまでの流れをおさらい。

「大みそかハッスル祭り2007」第4ハッスル ダイナマイト・ハードコア・ハッスルウエポンマッチ(スポーツナビ)
●キンターマン、クロダーマン
(10分15秒 ミルコのハイキック→体固め)
○Erica、崔領二

そのランプをEricaが押すと、超大当たり確定画面の後、高田総統が3つそろい、なんと、コスチューム姿のミルコ・クロコップが人間ウェポンとして登場。ミルコはクロダーマンを投げ飛ばし、キンターマンをハイキックでKO。すかさずEricaがキンターマンを押さえ込んで3カウントを奪った。

 そしてキンターマンは次の試合予定だったプロレスサミットで・・・

ミルコのハイキックでキンターマンが危険な状態に・・・大みそかハッスル祭り2007総括(2008年01月02日)
当初出場予定だった金村キンタローが昼間の「ハッスル祭り」でミルコ・クロコップのハイキックを食らって失神し、ドクターストップのため黒田が急きょ代理出場となるアクシデントもあったものの、年をまたいでの20分以上にわたる激闘を展開。(スポーツナビ)

「自分はプロレスラーとしてどんなケガしても上がるというのがプライドでした。昼のハッスルでミルコ・クロコップの上段回し蹴りを食らって、気失っていびきかいたまま運ばれました。医者からは24時間から48時間は安静にするように言われましたけど出るつもりできました。でも、TAKAみちのくに言われて出る出ないで・・・ハッスルの上の方も来て、出ないでくれと言われまし・・・諦めました。すいませんでした」(週プロmobile

 これが一連の流れ。これを『☆』は、某電子書籍でセル(対戦相手を持ち上げるための演技)だと書いていたのです。

 これについて、kamiproHandで堀江ガンツ氏が反論。

“ガセネタ・バスター”ガンツが“ミルコ - 金村問題”を斬る!

(前略)
 さてそんな中、昨年末、「大晦日興行の情報はガセネタである!」などとガセネタをまき散らしていた、自称ジャーナリストが、また懲りもせずWEBの某電子書籍にて新たなガセネタをまき散らしているようなので、ちょっと批判しておこう。

 今回のガセネタはズバリ、「金村キンタローの失神はセルである!」だそうだ。

 ミルコ・クロコップの右ハイキックを食らったキンターマンが、そのまま失神。リング上でいびきをかき始め一時、危険な状態となったが、これはキンターマンの演技であり、実際は失神などしていないのだそうだ。
 また例によって何の根拠もなく書き散らかしているのだろう。これはもちろん事実と異なる。
 実際はキンターマンこと金村は、ミルコのハイキックで失神。控室で意識が戻ったものの、リングドクターには24時間-48時間の絶対安静を言い渡された。

(中略)

 なぜ、金村がここまで出場にこだわったかと言えば、興行に穴は空けられないというプロ意識はもちろん、この大会をプロデュースしたTAKAみちのくとの信頼関係があるからだ。
 それでも最終的には、そのTAKAみちのくが敢然と金村への出場をストップ。代わりに盟友・黒田哲広が出場し、金村は涙の謝罪を行ったのだ。

 自称ジャーナリストはこのようなことは何も知らないのだろう。だいたい、なんのために金村が失神、昏倒したふりをして、興行に穴を空ける必要があるのか。ミルコのキックの威力を強調するため? そんなために、金村がプロとしての信用を失いかねない、メインイベント出場回避をするわけがないだろう。普通に考えればわかることを、なぜこの輩はわからないのか。

 ちなみに、私の友人はプロレスサミットを観戦しており、彼によると、金村は若干ロレツが回らない状態で泣きながら謝罪をしたという。欠場をする必然性も演技をする必然性もない。



 また、この動画を見ても分かるようにEricaがキンターマンをフォールにいく時にキンターマンの身体をあお向けに引っ繰り返すのにかなり難儀している。キンターマンに意識があったらこんなことはまずない。マジ失神なのは明白。

 さらにkamiproHandから。

 通常、この手の失神がプロレス流の演出である場合、現場記者にはすぐに知れ渡ること。しかし、このアクシデントがあったあと、記者の中では金村の失神に気づいた人はほとんどいなかった。それを休憩中にプレスルームに戻ってきたリングサイドカメラマンたちが「金村がリング上でいびきをかいていたけど、大丈夫か?」と心配そうに言っていたため、金村のその後の状況を関係者や『プロレス・サミット』担当記者に取材。それによって判明したのが、上記の内容なのである。

 自称ジャーナリストは、取材もしてないのでこういったことは一切知らないため、何の裏も取らずに「セルである」などと書いていることが、よくわかる。「セル」などという業界の隠語をなんのデリカシーもなく垂れ流し、しかもそれが間違った情報なのだから、もはやジャーナリスト失格以前の問題だろう。

 また、当日ハッスルのリングドクターがブログでこんなことを書かれている。

謹賀新年(ドクターKの独り言 2008年01月01日)
明けましておめでとうございます。
昨日(月曜日)はハッスル祭りのリングドクターですた。
でも忙しくてあんまり試合を観れなかったの。
ハッスルさんの場合
リングドクターは常に医務室にいなければいけないのです。

(中略)

まずは
ジャイアント白田選手。
あの大食いの人です。
川田利明選手のハイキックがあごに入って
左のあごが痛くて開かないとのこと。
骨には異常なさそうだったので
アイシングをして様子をみてもらうことにしますた。

あっ、
その前に坂田亘選手も来たなー。
坂田選手には2回ほど痛み止めの注射をしますた。

一番ヤバかったのは
ミルコ・クロコップ選手のハイキックをくらってしまった
金村キンタロー選手。
リング上でいびきをかき始めてしまったようで、
スタッフに呼ばれて
あわてて舞台裏に駆けつけました。
意識は回復してきていたけど
まだ朦朧とした感じで、
ハイキックをもらった記憶が全く無いとのこと。
このあと後楽園ホールで行われるプロレスの大会に出なければいけないと言っていたので、
リングドクターの立場から
2448時間は運動を控えるようにお話しました。
でも金村さんのことだから、
試合に出ちゃったのかなぁ…(・・;)
(以下略)

 この他にも手当て、応急処置をした選手、関係者の名前がズラリと載っているが、『☆』は、キンターマン(金村)の件だけはドクターKもグルになって嘘をついたと言うのか? そんな必然性もゼロである。また、金村は大事を取って1月2日の大日本プロレス後楽園大会も欠場している。大日本に迷惑を掛けてまでミルコのハイキックの恐ろしさを今さら喧伝する必要は全くない。この他にもウチが1月2日の記事にも書いたように強行出場をしようとした金村は誓約書を書かされることになったという情報も付け加えたい。

 再びkamiproHandから。

 また、この輩は金村のことだけでなく、ミルコについてもガセネタを書いている。曰く、「ズッファ社にいつでもミルコを切れるオプションがある」とのことだが、言うまでもなく、これも大間違いだ。

 おそらくこれは、ヒョードルがUFCから提示された契約内容が、UFC側がいつでも契約を切れるオプションだったことから、ミルコも同じだと思い込んで書いていることなのだろう。

 しかし、彼はミルコとヒョードルがそれぞれ契約を提示されたときの、MMA界の状況がまったく異なっていることをわかっていない。(以下略)

 何がどう分かってないかはkamiproHandの方でどうぞ。これ以上引用するとさすがに気が引けるので。

ヒョードルがUFCの提示した理不尽な契約内容を暴露(2007年12月28日)

 ヒョードルがZuffaからどのような提示をされたかはこちらを参照。

 当ブログをご覧になっている方々はだまされることはないと思いますが、これぐれも『☆』発の情報には気を付けて下さい。

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posted by ジーニアス at 01:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | ハッスル
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