印僑は華僑よりたちが悪い
日本人で、印僑とつき合った事がある人間はあまり多くないと思うんだが、華僑ほど知られてないんだが、バンコクにも印僑は多い。インド人だから印僑、なんだが、インドというのはご存じのようにカースト制があって、バンコクに来て住みついたのは「金貸し」のカーストらしい。バンコクの繁華街でプラトゥーナムという土地があるんだが、あの界隈が印僑の縄張りで、バイヨークという超高層ピルもインド人の所有。凄いのは、超高層ビルなのに、ごく細い一方通行の道にしか面してなかったりするわけだ。どう考えても建築基準法違反じゃないかと思うんだが、そこはそれで、色々とあるわけだ。
で、今の事務所はランナム通りなんだが、以前はインドラホテル向かいのソイ・ワッタナシンという路地に、おいらの定宿があった。そこもまた怪しい場所で、やたら縫製工場とか貧乏長屋が並ぶ一角なんだが、噂では「インドマフィアの巣窟」というのだ。実際、インド人の姿はよく見た。
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バンコクでは、インド人は物凄く嫌われている。黒人と同じくらい嫌われているが、まぁ、黒人の定住者は多くないのでどうでもいい。インド人は何故か、地主が多い。タイではむかしは土地の所有権という概念が薄かったので、そこら辺につけ込んで土地を手に入れたんだろう。で、何故嫌われるかというと、
インド人はカネを使わないからだ。タイ人はバカなので、江戸っ子と同じで宵越しの金は持たない。みんなにおごって翌日にはすっからかん。中国系はカネを稼ぐのも好きだが、使うのも好きで、贅沢をする。貧乏人にカネを撒いて歩くような使い方をする。バクチが好きで、一夜にしてすっからかんになったりする。そこら辺、愛嬌があるわけだ。ところがインド人は、ひたすら貯め込むだけ。タイ人はそこを嫌う。人間の屑だという評価なんだが、もちろん日本人はカネを使うので評判いいです。
で、プラトゥーナムというのは世界的な衣料品問屋街なんだが、タイ人や中国人やインドネシア人やアフリカ人や、雑多な人種が問屋をやっている。日本人のやっているTシャツ屋もある。で、そこに「サポート屋」というのがあって、日本語で買い付けの手伝いをしてくれるわけだ。しかも料金は格安でタダ同然。いや、これは便利だと思ったらとんでもない間違いで、その内幕はこちらのサイトで暴露されているんだが、要するに日本人の客から預かったカネを、問屋に払わずに着服してしまうわけだ。もちろん問屋だって文句を言いたいんだが、なんせ相手がインド人なので泣き寝入り。実は、そのビルのオーナーの親戚がサポート屋やっていたりするわけで、文句を言うと追い出されてしまう。インド人汚い、というのが、バンコクの共通認識だったりするわけだ。
で、話はミタル・スチールだ。
ミッタル・スチール(Mittal Steel Company, ミタルスチールとも)は、オランダロッテルダムに本社を置く、世界最大の鉄鋼メーカー。鉄鋼生産量は世界一、売上高は同社が買収したルクセンブルクのアルセロールについで世界二位である。インドの実業家ラクシュミー・ミッタルが1989年に創業し、その後世界の鉄鋼メーカーを次々と買収することによって世界最大の鉄鋼メーカーとなった。
買収後のリストラによって自社の時価総額を高め、それを担保に投資家の資金を呼び込み、また買収する、といったミッタルの手法に対しては、グローバル化による鉄鋼業界の成長を期待する賛美の声と、高炉の新設すらせず、ひたすら株式交換による買収を繰り返す様子を指し、物造り精神を軽視した拝金主義との非難の声の、両論が終始付いてまわる状況となっている。
なお、ミッタルは2006年6月現在も会長兼CEOの地位にあり、株式の88%はミッタル及びその家族が保有している。
なんだか、インドのホリエモンという感じなんだが、ミタルの凄いところというのは、ひたすらリストラするだけで新しい投資をいっさいしないところにある。中古の施設を買い叩いて安く手に入れ、それを使い潰すだけ。なので、高級品は作れない。安物ばかり。ちゃんと設備投資したり、施設の更新をしているような会社は、ミタルになんか身売りしない。
M&Aがブームだとか、時価総額経営とか言うんだが、おいらが疑問に思うのもそこら辺だな。
身売りする会社は基本的に屑なのだ。まぁ、屑でも集めれば図体だけは大きくなれる。大きくなってから「質」は買えばいい。
そこで、狙われているのが新日鐵だ。新日鐵は値段の高い高級な製品を作る会社であって、世界一大きな鉄鋼会社になったミタルが新日鐵を手に入れれば世界制覇ができる。ミタルは時価総額が大きいので、新日鐵を呑み込む事も可能なのだ。なんだか、質と量をいっしょくたにした理論で気にいらないんだが、すべてをカネに換算する世界ではそういう事になる。で、2ちゃんころの書込みなんだが、ミタルの背景にゴールドマンコセックスという話で、そういえば、ホリエモンや印僑の血を引く村上ファンドの背景にもゴールドマンコがいたなぁ。
39 :名無しさん@3周年:2008/01/17(木) 19:30:32 ID:5bQLrBF6
ミタルの狙いは新日鐵が持つ自動車向けの鉄鋼製品を製造する世界最高技術だったんだな。それをミタルの世界中の工場で使われろという新日鐵に対する要求だったんだ。しかし新日鐵の三村社長はミタルの提案を蹴った。
こと、理由はいままでの提携をきるということで、ミタルが別の戦略をねらざるをえなかったわけだ。
しかし新日鐵の国際特許出願数は1038、旧アルセロールは31、旧ミタルは7だ。売り上げに占める研究開発費は新日鐵が1・5パーセント、ポスコが1パーセント 旧ミタルは0・1パーセント 旧アルセロールが0・5だ。
どうりで頑丈でさびず燃費のいい日本車が強いわけだ。東アジアは日本の鉄鋼の技術力をつかってポスコにしても上海宝鋼集団にしても大きくなったわけだ。
インドの牛小屋に生まれたミタルなんだが、なんとロンドンで170億円の大理石の床、宝石の埋め込んだプールつきの豪邸にすんでして、まあ以前のレスにも書いたが旧共産圏の製鉄所をなかなかうまくいかない政府の足もとをみて安い値段で買って経営を立て直しているんだ。それを繰り返すことで大きくなったんだ。息子はクレディスイス投資銀行出身でミタルの最高財務責任者、娘はフランスのベルサイユ宮殿を借り切って盛大な結婚式をおげたそうで。
ビルゲイツをこえるだとさ。
41 :名無しさん@3周年:2008/01/17(木) 19:39:56 ID:5bQLrBF6
ミタルがルクセンブルクの粗鋼生産2位のアルセロールは5か月の買収合戦でおとしたんだが、もっとも動いたのはロンドンシティのゴールドマンサックスでフランスのPR会社を紹介したのもゴールドマンサックス。
ミタルがアメリカの高齢の投資ファンド、ロスという男をひきあわせたのはスイスのUBSで、アメリカの鉄鋼会社をロスと組んで買収したんだ。
ミタルの登場で鉄鋼業界も激しいグローバル競争にさらされ、ブラジル市場や中国市場でのシェアを獲得するために、現地の鉄鉱石を供給する鉱山会社を買収したり、オイルダラーで力をつけてきているロシアなども出てきている。
まあ川下の資源と川上の製造メーカーを押さえるために、世界シェアを独占しようとしているわけだ、多国籍投資ファンドをつかって。
日本の世界最高の技術力がどうしてもほしい。そうなれば川下の自動車メーカーや産業機械メーカーなどを独占することができる。
ホリエモンのフジテレビ買収騒動で三角合併の件が見直され1年間凍結した
もし凍結しなかったら、アルセロールじゃなく新日鐵だったんじゃないかと三村社長がいってるんだがね。
50 :名無しさん@3周年:2008/01/17(木) 21:06:51 ID:5bQLrBF6
オーストラリアの鉱山会社 英豪系のBHPビリトンのクロッパーという44歳の社長だが、日本の素材メーカーに鉄鉱石など原材料を供給していて、日本の鉄鋼の原料の価格をつり上げたり支配できるポジションにいて、こわいな。
同じく英豪系のリオティントという会社を買収しようとしてるんだが、そこの原料炭とも日本の鉄鋼メーカーの供給してるんだ。
もしかして環境団体との関わりもあるかもね。
イングランドのブラウン首相は日本の捕鯨調査を批判していたんだが、ロンドンのシティ金融街のにおいがするな。
ミタルのアルセロール買収にロンドンのゴールドマンサックスが絡んでいるとレスで書いたが、価格をつりあげて鉄鋼業界を苦しくされ、体力がなくなったときにミタルに買収させ、鉄鋼市場を支配という恐ろしい筋書きが。
まあ新日鉄傘下のブラジルの鉄鋼メーカーがブラジルの鉱山会社買収などブラジルやインドなどの鉱山会社などリスクを分散してるんでしょうけどそれにしても、この動きは怖いな。
きいた話では、
昔(戦前、その人が認識した東南アジアのビジネス事情)、
東南アジアでの印僑と華僑・華人の間ではトラブルが多く、
印僑=繊維ビジネス、
華僑・華人=米ビジネス、
というビジネスの分野での棲み分けをしたらしい。
でも、当時(戦前)も、その取り決めを乱して、
取り決め破りが多く、
もめていたらしい。
当時、タイとかビルマの人は・・・
インド人も中国人もあこぎな商売人ということでは同じ、
と考えていたらしいとのことです。
タタ財閥をはじめ、インドで、鉄鋼関係をはじめとするいわゆるブラック・スミスの生業についている人たちのなかには、
自分達の祖先はヒッタイト人と考えている人たちがいたらしい。
それを根拠に、
自分達の親族でギルド的に職業をしきって、一族以外からの新規参入者を排斥していたという話もあるようです。
ま・・カースト自体、つく職業の選択を許さないものだから・・・
真偽の程はわからない。
カーストは、差別の構造がありますが、
職業を変更させない、
例えば、農業を離れる人を強制的に囲い込むというものです。
労働人口の確保。
借金とか不作とか、税の負担増で、減税の要求や、借金の棒引きとか、
畑や水田を放棄されると、
借金は踏み倒され、税も踏み倒されるので、
強制的に、社会構造的に、
カーストで固定したのではないか?
という話を聞いた事がある。
投稿 | 2008/01/18 03:13
>印僑=繊維ビジネス、
華僑・華人=米ビジネス、
というビジネスの分野での棲み分けをしたらしい。
確かにタイやマレーシアの仕立て屋にはインド人が多い。
投稿 ああ | 2008/01/18 03:19
観光客相手の「背広屋」はそうだけど、ジモティの仕立屋はタイ人が多いよ。ジモティの仕立屋は貧乏なので、生地の在庫を持ってない。生地は自分で買って持ち込むのだ。
投稿 野次馬 | 2008/01/18 03:25
新日鉄を買おうとしている件について、NHKでこのミタルのボスが出ておりましたが、ありゃどう見てもいい人には見えませんなw
株の売買で、元あった良いものを食いつぶしているだけの連中は、どこの国の人であれ死んでほしいですな。
投稿 | 2008/01/18 03:35