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ページ更新時間:2008年01月17日(木) 23時58分
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■ 警官取り押さえ障害者死亡、遺族が告訴
佐賀市に住む知的障害のある男性が警察官に取り押さえられた後に死亡したのは、警察官が職権を濫用したからだとして、男性の遺族が17日、刑事告訴しました。
佐賀市の安永孝行さんは17日午後、佐賀地検に告訴状を提出しました。訴えた相手は警察官です。去年9月、息子の健太さん(25)を挙動不審者として追跡して取り押さえ暴行し、後ろ手に手錠をかけ、心肺停止状態とし、死亡させたとして告訴したのです。 「全部が納得できないんですよ、全部が。1から10までが納得できない状態ですよね」(健太さんの父、安永孝行さん) 佐賀市の授産施設に通っていた安永健太さんは去年9月26日、自転車で帰宅中に蛇行運転をしていて、4、5人の警察官に取り押さえられ、死亡しました。 「顔の傷がひどかったんですよ。顔というか、顔全面と頭部ですね。どうしても顔を見たときには殴られたとしか思われなかった」(健太さんの父、安永孝行さん) これに対し佐賀県警は、一貫して取り押さえた行為は妥当で暴行はなかったと説明しています。 「警察官による暴行の事実は認められないところでございます。解剖の鑑定結果を待って、それが終わり次第、調査を終了させて、できるだけ速やかにご遺族の方にご説明をしたいと考えておるところでございます」(佐賀県警 山崎篤男 本部長) 健太さんが死亡してから間もなく4カ月が経とうとしていますが、警察はいまだに司法解剖の結果を説明しておらず、遺族は納得できる説明は全くないと話します。 「真相を明らかにしないと対策もできないということもあるもんですから、本当のことがやっぱり言ってほしいですね。警察の方から」(健太さんの父、安永孝行さん) 警察官が大好きだったという健太さんがなぜ死亡したのか。佐賀地検の早期の判断が求められています。(17日18:09)
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